ミントはり灸院・接骨院・鍼灸院・整骨院・整体の違い|保険適用や施術効果の違い解説

2025年2月28日

接骨院・鍼灸院・整骨院・整体の違い|保険適用や施術効果の違い解説

カテゴリ: Q&A(よくある質問)

腰痛や肩こりがあって辛いなとおもってスマホで調べてみたら、施術をする場所が沢山でてきますよね。
〇〇整骨院、〇〇鍼灸院、〇〇整体院などなど・・・どれも同じようにみえて微妙に違うんだろうなと感じているから迷う。

私はいったいどこに行ったらいいのか?

そして、それぞれでやっていることは違うのだろうか?

よくよくみたら、ミックスしている名前もある。もうよくわかんないからマッサージに行こっとと思う方は多いのではないでしょうか?

同業者である私も正確に理解できているかと言うと難しいところがあります。さらにガイドラインの改正などで厳格化されてきました。

今日は探す人目線で解説していきたいと思います。

院長 森本 賢司

この記事の執筆者

ミントはり灸院 院長
森本 賢司

高度専門鍼灸師

【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師

【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証

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接骨院・鍼灸院・整骨院・整体の違い~施術と効果~

そもそも柔道整復師法によると施術所の名前として「接骨」「ほねつぎ」しか認めていません。
そもそも柔道整復師の役割が柔道整復術を使っての骨折や脱臼、捻挫などの損傷を治療することです。

ですが、そのような怪我をしていきなり接骨院に行く人はほとんどいません、なので柔道整復術の中にある施術法を広く解釈して姿勢を改善するという方向性ができあがっていきました。

そうなると接骨よりは整骨のほうがやっていることと名称があってきますよね。なので整骨院という名称が一般化されているわけです。

こういった名称からやっている施術やその効果を解説していくと以下のようになります。

接骨院とは

接骨院は、急性のケガや外傷などの治療を専門とします。柔道整復師という国家資格を有する施術者が、骨折、脱臼、捻挫、打撲などに対し、手技療法や固定、物理療法を組み合わせた施術を行います急性症状の早期回復と機能回復を目指す点が大きな特徴です。

鍼灸院とは

鍼灸院は、伝統的な東洋医学に基づく治療を行います。鍼と灸を用い、特定のツボに刺激を与えることで、気血の流れを整え、自然治癒力を引き出すことを目的としています。痛みの緩和、内臓機能の調整、免疫力向上など、肩こりや腰痛、頭痛、冷え性などWHOが効果があると認めた症状などに対応できます。

整骨院とは

柔道整復師が中心となり、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの急性外傷はもちろん、慢性的な肩こりや腰痛にも対応します。手技療法や物理療法を駆使して骨格のバランスを整え、体本来の治癒力を促進する点が特徴です。

整体院とは

体全体のバランスを調整し、自然治癒力を高めることを目的とした施術を行います。整体だけであれば国家資格を必要としません。やり方はさまざまですが、骨格や筋肉の歪みを手技で整えることで、血流や神経の働きを改善します。リラクゼーション効果や肩こり、腰痛、慢性的な疲労感の緩和を狙います。

このような治療の目的や効果の違いによって名前を選んでいます。
鍼灸整体院だと有資格者が鍼灸に整体も行うというイメージでしょうか。
ただ、接骨整骨院は見たことがないので、整骨院は接骨院の上位互換とも言えるかもしれません。

鍼灸・整骨院・接骨院・整体の違い~保険適用~

どの施術院であっても共通しているのが医療行為ではないということです。
なので診断することや医療行為はできません。
ということは全てにおいて保険適用できないかと言うとそうではありません。

特定の症状と患者さんの状況によって保険が適用される場合があります。

鍼灸は保険適用される?

鍼灸治療は、医師の診断や処方に基づいて行われる場合、健康保険の適用対象となることがあります。保険適用になると医師からの治療は受けることはできなくなります。

慢性的な痛みのある疾患で、神経痛、腰痛など7疾患が認められています。ただし、病院での同意書などが必要となります。

整骨院は保険適用される?

整骨院は、主に骨格や筋肉、関節の急性外傷に対する治療を行っているため、健康保険が適用される場合が多いです。骨折、脱臼、捻挫、打撲など明確な外傷に基づく施術は、保険診療の基準を満たすことがほとんどです。(柔道整復師が施術を行った場合)
ただ、慢性的な症状や受傷の経緯が怪しい場合は認められない場合があります。ほかにもさまざま制約があり、保険組合によっては整骨院での保険適用を認めていないところがあります。

接骨院は保険適用される?

こちらは整骨院と同じで保険適用されます。名称としては柔道整復師が必ずいることになりますので、保険適用が認められる可能性が高いかもしれません。

整体院は保険適用される?

整体院は、国家資格を必ずしも有していない施術者が行う施術が主であるため、健康保険の適用対象外となります。整体による施術は、リラクゼーションや体調改善、日常の疲労回復を目的としたものであり、保険適用の基準に該当しません。

自分の通っているところは保険が効くの?と疑問に感じたかたは担当の先生に問い合わせしてみてください。

ちなみにミントはり灸院で保険を使った施術を行っておりません。

鍼灸・整骨院・接骨院・整体の違い~保有資格~

 鍼灸院で働く施術者は、国家資格である「はり師」または「きゅう師」の資格を取得しています。資格取得のためには、専門の養成校(大学)で一定期間学び、国家試験に合格する必要があります。
 整骨院および接骨院で働く施術者は、国家資格である「柔道整復師」の免許を持っており、資格取得のためには、専門の養成校(大学)で一定期間学び、国家試験に合格する必要があります。
 整体院は、他の3者と大きく異なり国家資格が必ずしも必要としません。整体院の施術者は、民間の整体スクールや専門の講座で技術を学ぶことが一般的です。中には医療系の国家資格を持っている場合もあります。最近では理学療法士などが増えています。

鍼灸・整体・整骨・接骨どっちを選ぶべき?

対象となる症状や保険の有無、国家資格を持っているか?など選ぶ基準はそれぞれなのであなたが最も大事にしているところに沢山当てはまっているところを選ぶのが良いです。

当院でも「保険が使えると思って連絡した」というのが年に1,2回あります。
対応する症状によっては保険が使えない場合もあるので事前に調べておきましょう。保険の利用では双方が納得して使わないと思わぬ事態に巻き込まれる可能性もあります。

次に選ぶポイントとしては、施術内容です。
鍼灸では「はり」と「きゅう」を使いますので、鍼が苦手な人は注意が必要です。他の治療院では基本的には手技といって手や器具を使った施術を行っています。

最後に対象となる疾患で選びましょう。これは施術院ごとに得意となる疾患が違いますので、上記で絞った上で考えてみてはどうでしょうか?2つ3つぐらい候補が出たら一つ一つ問い合わせをしてみて聞いてみることもオススメしています。

また良い施術院、担当者とは出会いのような感じです。相性の良い人と巡り合うためにいくつかの院を渡り歩くのも良い方法だと思います。

六甲道本院
三ノ宮院
明石院

まとめ

今回は4つの名称ごとに保有資格や保険適用などを解説してきました。
ただ、鍼灸整体院、鍼灸整骨院、病院内鍼灸院などいろんな形があります。
ある意味でラーメン屋を探すよりも難易度が高いですよね。
紹介がもっとも確実な方法かもしれませんが、それも人それぞれ違うので満点の場所とはならない可能性もあります。

探すのが難しいという難点がありますが、ただ多種多様なので一つ駄目だったとしてもほかを探すことができるというのも良さがあります。だからこそ最初の1歩は気軽に利用してください。

きっとあなたが出会うべき治療院が見つかると思いますよ。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。