2010年9月24日
古傷は痛むのか?
カテゴリ: 健康法(自宅ケア)
こんにちはミントはり灸院の森本です。
昨日朝の大雨から、神戸は本格的な秋に突入しましたね。
今朝の出勤も一枚羽織って出てきました。
急な気温変化に体調を崩している方が多いようです。
ちょっとはやめにうがいやマスクをスタートするだけでも、
体調管理に効果がありますよ。試してみてください。
9月22日は十五夜でしたね。
雨が降った事もあって、ホコリやちりが少なくて
22日あたりから、きれいな満月を確認できました。
外のひんやりした空気を肌で感じながら
「秋だなぁ~」ってつぶやいてしまいました。
古傷は痛むのか?
腰、肩、腕の痛みを伺っていると
「昔、○○をしてね~」
「古傷がこの季節になるとね~」
といった表現をされる方が多くいます。
では古傷は痛むのでしょうか?
痛みを起こす場所は皮膚や筋肉のつっぱりが原因です。
なので、過去の傷が皮膚や筋肉につっぱりを起こしているかが
ポイントになってきます。
手術をするほどの大きな怪我などの場合、手術痕や術後の管理が
悪くて、傷口に炎症もしくは皮膚を引きこんでしまっている場合は
傷に対して、不規則なつっぱりが起きています。
そうなると、ある動作や周りの筋肉の緊張によって痛みを起こす場合があります。
この痛みには特徴があって
・一定の痛み
・一定の動作での痛み
・術後から今まで、ずっと痛みがある。
というところです。
さらにもう一つは
発生した痛みによって、自律神経症を起こしてしまい
「痛みの悪循環」となると、これは慢性化してしまいます。
古傷が「ずっと痛い、いつも痛い」なら悪循環を起こしているサインです。
ではそうではない場合。
傷は治癒されていますので、筋肉や皮膚のつっぱりも起きていません。
でも、確かに痛みがあるわけですね。
そうなると、これは古傷ではなく新傷(そんな言葉はありません)なんです。
痛みを起こす原因は、内臓からの反射と運動による疲労が合わさったときに
発生します。
内臓の疲れや運動は、仕事や生活の疲れから引き起こされますので
生活の改善や仕事の負担を減らさない限り、同じ所が痛む可能性はあるわけです。
よってこれらの痛みは
・季節や時期
・身体の疲れ
に影響されます。
よく言う「秋になったら」「雨がふったら」「最近忙しくて」は
新たな痛みが発生した事を意味するわけです。
生活や仕事はそう簡単に変えられるものではありません。
なので、痛みを起こしやすい場所はその方の弱点とも言えます。
ですが、弱点は定期的なケアをすれば、確実に防ぐ事ができます。
自分の弱点とどう付き合っていくかが予防の要なんですね。
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