ミントはり灸院・皮膚を読む

こんにちはミントはり灸院の森本です。
私の所属する反応点研究会から今年も数名が開業することとなりました。
今日は時間があったので、ある先生のところにご訪問してきました。

準備でバタバタしていて、ちょっと邪魔だったかな？
でも、ミントはり灸院の開業直前の雰囲気を思い出しました。

また初心に返ってがんばらなきゃとお尻を叩かれた気がします。

皮膚を読む

今日は反応点治療についてです。

「なんで触っただけで分かるんですか？」
初めての患者さんから言われます質問の第一位です。

反応点治療は
皮膚の表面に軽く触れることで中（内臓や筋肉）の状態を
推測できるという特殊感覚
を用いて治療をします。

中の状態とは、内臓や筋肉やそれらの周りにある
結合組織の状態のことで、それらの機能が低下していたり
損傷もしくは炎症していたりすると、
感覚神経や交感神経の反射経路を伝わって
皮膚の筋肉や汗腺に現れてきます。

実は中が元気な場合と問題がある場合では皮膚の状態が
ちょっと違うんですね。それを反応点と呼んでいます。
それを触り分けるわけです。

ですから、内臓が疲れていないかとお腹をさわったり
腰が痛い方の腰の表面をさわったりします。

治療して良くなっていくと、その反応点は無くなっていくわけです。

ただ、難点としては、

冬場は手が冷たくて「冷たい！」って言われる事
皮膚の表面を軽く触って行くので、たまにクスグッタイと言われることも

できるだけ、防ぐようにしていますが・・・
ごめんなさい

「手」でカラダとの会話をしているわけです。
患者さんが感じている部分とは違う状態も見つかる事があります。
実はそれが痛みやつらさの原因である場合も。

患者さんのカラダを理解するとても大切な触診なんですね。