ミントはり灸院・熱中症の後遺症に効くツボ紹介!熱中症後の軽いめまいや頭痛の対処法

2025年1月11日

熱中症の後遺症に効くツボ紹介!熱中症後の軽いめまいや頭痛の対処法

カテゴリ: 自律神経失調症

2024年の夏は気温も上がり軽度の熱中症を経験した人は多いのではないでしょうか?
今回は熱中症の予防と軽い熱中症になったときの症状の改善、そして熱中症後の体調不良を少しでも早く改善するためのツボを紹介します。

気をつけてほしいのは熱中症が体温の上昇によって起きる症状です。
ツボを押したからといって、防ぐことはできません。

水分の補給と体温を上げない環境づくり、上がってしまった体温を下げることが何よりも大事であり、第一選択肢です。

軽い熱中症後に体温が下がっても体調が悪化した状態が続く人が多くいます。
中には秋まで体調不良に悩まされる人も少なくありません。

その後の回復を早める方法をお伝えします。

院長 森本 賢司

この記事の執筆者

ミントはり灸院 院長
森本 賢司

高度専門鍼灸師

【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師

【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証

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熱中症後の後遺症にはツボが効くって本当?

熱中症の後遺症が起きるのは、熱中症によって体温が42℃以上に達すると、脳の神経細胞が損傷を受けることがあります。高温状態が数分から数十分続くだけでも、神経細胞は機能不全に陥り、長期的な後遺症が残る可能性があります。特に、重度の熱中症では、脳や腎臓、心臓などに深刻な影響を及ぼすことがあります。

神経や内臓にダメージがおきた場合は全身の血流を改善することで、損傷部位の回復を促す必要があります。

重度でなくても、軽度の熱中症どおきるのは自律神経失調症のような交感神経と副交感神経の働きが乱れてしまうことです。

それによって、代表的な症状である「倦怠感、めまい、頭痛」などが起きてしまいます。

自律神経の安定や血流の改善にツボを使うことで回復を促すことができます。

さらに症状が起きるのは損傷している内臓や筋肉などがきっかけとなりますので、ツボを使って患部の緊張緩和をするだけでも症状が楽になります。

熱中症後の後遺症の時におすすめのツボと刺激方法

今回、ツボを紹介しますが重度や軽度にかかわらず下記の一般的な対策は実施してください。それが基本となりツボが効果が出ます。熱中症の予防にもなりますので参考にしてください。

水分・塩分補給: 喉が渇いていなくても、定期的に水分を摂取し、必要に応じて塩分も補給することが推奨されます。塩分量は500mlに対して塩ひとつまみです。

健康的な食事: バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンB1やCを含む食品を摂取することが推奨されます。

良好な睡眠環境: 睡眠不足は熱中症の回復を遅くするので、快適な睡眠環境を整えてください。

熱中症後の後遺症によるめまいに効くツボ①

「百会」です。

百会は頭の上で両耳を結んだラインと、眉間から頭頂部に向かうラインが交わる地点にあります。

百会を刺激することで頭皮の緊張が緩和するので頭部全体の血流が改善されます。すこしツボ押しの刺激によって血圧も高まり脳への血流も良くなります。

熱中症による脳へのダメージを回復することが目的としています。

さらに副交感神経が活性化され、リラックス効果が得られます。これにより、ストレスや不安が軽減され、精神が安定します。さらに睡眠の質が向上するので自律神経の安定の効果があります。

押し方としては頭皮は硬いので親指で脳の中心にむかってゆっくりと圧をかけて押してください。30秒押して緩めるを5回程やってみましょう。

熱中症後の後遺症による頭痛に効くツボ②

合谷です。

手の甲、親指と人差し指の骨の間に位置するツボです。体の側面の側頭部から首の両サイドまでの筋肉の緊張を緩和する効果があります。

熱中症による過剰な血圧上昇によって、側頭筋にはさむ血管の圧がたかまり筋肉が拍動するたびに頭痛をおこしています。

側頭部の筋肉を緩めましょう。

熱中症後の後遺症による倦怠感を回復するツボ③

だん中です。

胸の真ん中、両乳首の中間に位置するツボです。心臓と呼吸器の改善に効果があります。

熱中症によって循環器の機能低下がおきます。全身の血流が悪化することで疲労物質がたまり続けて、筋肉の緊張感や動きの悪化などがおき、それが倦怠感になります。

大事なのは全身の血流を高めることです。

温泉や軽い運動などもおすすめですが、倦怠感が強くてそれまでの活動ができない場合は紹介したツボを活用してください。

代表的なツボの刺激方法

今回紹介したツボは皮膚と骨までの距離が短くて、押すとすぐに骨に当たります。

それを硬くなっていると思って強く押す必要はありません。

骨に近いときこそ、ゆっくりじっくりとツボを刺激しましょう。

じっくりとした皮膚への刺激によってリラックス効果もあり、熱中症による体の緊張や自律神経の乱れの緩和にも効果があります。

まとめ

熱中症の後遺症に対して、効果的な薬はなく、どうしても対処療法的な対応になります。長期間続くとメンタル的な不調を疑われてしまい、安定剤や脳に作用する薬が処方される場合もあります。

六甲道本院
三ノ宮院
明石院

症状を気にしすぎて不眠や不安などが強くなる場合は、うつ病の薬なども選択肢の一つです。

神経はダメージを受けても少しずつでも回復します。
長く辛い症状が続いて気持ち的にもつらいと思います。
生活を過ごすことに自信が持てなくなり、どんどん生活の質が低下してしまいます。

何よりも早め早めの対処が大切です。

このブログにたどり着いたということはかなり悩んでいるのではないでしょうか?

紹介したツボを試してもらって少しでも早く良くなって、元の生活に戻ることを願っています。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。