ミントはり灸院・認知症の予防に鍼灸

こんにちはミントはり灸院の森本です。

先日、発売のSAVVY 11月号

「美容のプロが通う 鍼 漢方 整体 ヨガ でお悩み解決！」
という特集に

ミントはり灸院が所属する反応点治療研究会の鍼灸院が
紹介されました

最初のページにある女性鍼灸師の所です。
内容は編集者さんの悩みでもある肌あれの治療を
自宅ケアや治療内容などを説明したものでした。

鍼灸の事をまったく知らない人でも、反応点治療の事や
治療の効果の事などを分かりやすく書いてくれています。
あと、befor→afterもあって、効果を写真で表しています。

ミントはり灸院でも同じ治療をしていますので、
参考にしてもらればと思います。

認知症の予防に鍼灸

鍼灸の認知症への効果や期待は近年急激な高まりを見せています。
実際に鍼灸学会でも多くの症例が発表されていました。

これといって、対策や予防方法が無い中で
全国の鍼灸院での治療実績が積み上げられてきており、
その効果から、医療業界でも注目を浴びるようになってきました。
実際に、NHKでも取り上げられました。

認知症といっても、原因によりさまざまな分類がなされています。
・脳血管性（脳梗塞や脳出血）
・退行性（アルツハイマー病、ピック病、パーキンソン病）
・内分泌性
・感染症性（クロイツフェルト・ヤコブ病）
など

多くの原因が脳血管性と退行性です。

退行性も死後の解剖により、診断されるので
生前において、本当の原因というのはわかりません。

しかし、共通して言える事は
「脳の委縮が起きている」という事です。

脳の委縮はなぜ起きるのでしょうか？
・血流の低下による壊死
・神経細胞が使われなくなったことによる自己壊死
 の2つがあげられます。

そこに私は
自律神経系のアンバランスも原因では？と考えています。

当院ではこれら3つの原因から
以下のような治療をしています。

外部から（特に頭部）の刺激により
脳血流量の改善
脳神経への再疎通

そして、腹部の反応点への刺激で
内臓の状態を良くしておくことで
自律神経のアンバランスを防ぐ

これで認知症の予防と脳機能の維持をします。

ある研究所の実験によると、ラットへの鍼刺激により
脳血流量が大幅に増えたという報告がありました。

人の場合においても、軽度の認知症が回復する例もあります。

アルツハイマー病を発症した後でも鍼灸治療は効果があります。

前頭葉の委縮は判断や感情といった部分を低下させてしまいます。
すると、体調の悪化に対しての行動は次第に激しくなり
介護される方の大きな負担となります。
内臓のケアをすることで、そういった行動や感情を抑える事ができます。

難しいのが、すぐに効果が出ないというところ
２，３ヶ月は症状に変化が表れない場合もあります。

認知症は軽い疾患ではありません。
そのあたりを理解して頂き、自宅ケアと治療を併行して
進めていければ徐々に効果は出ると考えています。