2020年4月18日
円形脱毛症の原因は?本当にストレスなのか?
カテゴリ: 薄毛・脱毛
ストレスの代表的な症状とは?
円形脱毛症は、脱毛症の中でも比較的良く知られているものです。髪の毛の一部分の毛が丸く抜け落ちてしまい、進行するとあちこちに丸い脱毛部分ができたり、場合によっては髪の毛全体が脱毛してしまうこともある病気です。
円形脱毛症の原因として挙げられているものはいくつかあります。中でも、よく聞くのがストレス説ではないでしょうか。神経を過剰に使って精神的ストレスが高まったときに、円形脱毛症を発症するというのです。
しかし、実はこれまでに、ストレスが円形脱毛症を引き起こすという科学的なデータ結果は提出されていません。高ストレスだからといってすべての人が円形脱毛症を発症するわけではありませんし、ストレスを感じていなくても発症する例もあります。
そもそも、ストレスが強くなった場合の代表的な症状は、次のようなものです。
・気持ちがふさぎ込む
・よく眠れない
・今まで楽しめたことが楽しくない
・身体が疲れやすい、だるい
・胃腸の調子が悪い
・頭痛や肩こりがある
・集中して物事に取り組めない
つまり、強いストレスを感じたときの身体の反応として、髪の毛が抜けるというのは典型的な症状ではないのです。ストレスのせいで無意識に自分の髪を抜いてしまうようなケースを除いては、ストレス=脱毛という図式にはただちにはなりません。
免疫細胞の暴走が毛根を攻撃する
円形脱毛症の原因として、最近挙げられているのが自己免疫疾患説です。自己免疫とは、誰の身体にも備わっている防御機能で、外部からの異物を体外に排出し、身体を病気から守るための大事な機能です。
しかし、この機能が間違えて悪くないものまで悪いものと認識して排除しようとし、さまざまな症状を引き起こしてしまうのが自己免疫疾患です。
円形脱毛症には、実は一般の方が考えているよりも多くの原因があります。たとえば、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎など、アトピー素因を持っている方に発症しやすいといわれています。また、遺伝的に円形脱毛症になりやすい素因を持っている方もいるようです。
円形脱毛症は、特定の病気に併発することもあります。甲状腺疾患や尋常性白斑、関節リウマチや全身性エリテマトーデスといった自己免疫疾患を持つ患者さんが、円形脱毛症にもなるケースが多いのです。また、出産後のホルモンバランスの乱れによって、発症する女性もいます。
こうした中、最近原因として注目されているのが、自己免疫疾患説です。最新の学説によると、円形脱毛症は、毛根組織を自分の免疫が攻撃してしまうことで起こるとされています。Tリンパ球が毛根を異物とみなして排除しようとするため、脱毛してしまうのです。なぜ、突然このようなことが起こるのかは、残念ながら、まだ解明されていません。
免疫細胞の働きを決める小腸の働きを良くすることが大事
ストレスが、円形脱毛症の間接的な引き金になることはあります。強いストレスを感じたせいで、ホルモンバランスや自律神経のバランスなどが崩れ、その結果として免疫機能が正常に働かなくなってしまい、円形脱毛症になってしまうケースはもちろんあります。
ただし、直接的な原因となるのは、やはり自己免疫機能です。ですから、円形脱毛症にならないためには、免疫細胞の働きを正常に保っておくことが重要になります。
ここで、大事になるのが小腸です。実は、小腸は、免疫の暴走を抑える細胞が作られる場所で、免疫の正常化にとって非常に大切な役割を果たしています。ですから、お腹の状態を良くして、小腸がしっかり働くようにしておくことが大切です。
内臓から変えていく薄毛治療は鍼灸
円形脱毛症の原因は、自己免疫にあることが近年わかってきましたが、なぜそのようなことが起こるのかまでは、まだわかっていません。ただ、小腸が自己免疫を正常に保つのに重要な役割を果たしているので、小腸の働きを良くしておくことが円形脱毛症にも何らかの良い影響を与える可能性は高いといえます。 当院では、お腹の調子を整えるための鍼灸治療を行っています。円形脱毛症でお悩みの方は、ぜひ一度、当院へお気軽にご相談ください。
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