ミントはり灸院・ベル麻痺でもハント症候群でも鍼灸治療は対応できます。

2020年4月15日

ベル麻痺でもハント症候群でも鍼灸治療は対応できます。

カテゴリ: 顔面神経麻痺

顔面神経麻痺には、ベル麻痺とハント症候群の2つがあります。ここでは、2つの顔面神経麻痺の特徴と、鍼灸院ではどのような治療が行われるのかについてご紹介します。

ベル麻痺ですが大丈夫ですか?

顔面神経麻痺になって「ベル麻痺」という診断が下されると、どう治療すればいいのか、鍼灸治療はできるのだろうか?と不安になる方も少なくありません。結論からいえば、ベル麻痺でも鍼灸治療は受けられます。また、後に述べる「ハント症候群」でも、鍼灸治療は可能です。

原因不明で突然末梢性顔面神経麻痺のみをきたすものを、ベル(Bell)麻痺といいます。

ベル麻痺の特徴は、顔の片側が垂れ下がることです。しわを寄せたり、まぶたを閉じたりできなくなってしまいます。口角が下がってひきつれたようになる、口笛を吹けない、食べ物が口からこぼれ落ちてしまうといったような症状がベル麻痺では見られます。

ベル麻痺に鍼灸治療は可能ですが、こういった特徴があるなかで、どんな治療をするのだろうと思う方もいるでしょう。

ベル麻痺はさまざまな要因が引き金となって急に発症し、数週間から数カ月かけて徐々に治っていきます。一般的に自然治癒率も高く、病院やクリニックではステロイド治療やブロック注射などが行われています。

鍼灸治療では、鍼や灸を用いて、筋肉や神経に刺激を与えて麻痺の改善をはかったり、患部の循環改善と全身の免疫系の活性化を目指したりする治療を行います。

ハント症候群ですが治療できますか?

ハント症候群は、水痘・帯状疱疹ウィルスによって発症する顔面神経麻痺です。子どもの頃に感染したウィルスは、病気が治ってからも顔面神経に潜伏します。それが大人になって免疫力が落ちたときなどに再び活性化し、顔面神経麻痺を引き起こすのです。

主な特徴は、顔半分の表情筋が動かしにくくなることです。周りの神経にも波及すると、まぶたが閉じにくい、食べ物や水が口の端からこぼれてしまう、耳痛や外耳炎、難聴やめまいなども引き起こすことがあります。より広い範囲に広がって重篤な症状を引き起こすこともあるので、早期の治療が必要となります。

西洋医学では、ハント症候群に対しては一般的に、ステロイドホルモン剤および抗ウイルス薬を使用した治療が行われています。

ハント症候群にはこういった特徴があるわけですが、鍼灸治療では何をするのでしょうか?

鍼灸治療では、主に麻痺を改善し、低下している免疫力を高める治療を施します。具体的には、筋肉や神経への刺激による麻痺の改善と、患部の循環改善と全身の免疫系の活性化を行っていくことになります。

鍼灸は体に働きかける

ここまでお読みいただいて、お気づきになった方もいるかもしれません。

そう、ベル麻痺もハント症候群も、両方とも鍼灸治療ではまったく同じことをするのです。

鍼灸治療では、細菌やウィルスを直接攻撃することはできません。鍼や灸には、殺菌したり、ウィルスを撃退する力はないからです。ここは、薬を投与して治療する西洋医学のほうにお任せするしかありません。

その代わりに鍼灸治療は、細菌やウィルスがいなくなった後の身体の回復を促す役割を果たします。

ウィルスなどの外敵の攻撃が終われば、あとは攻撃されて痛めた身体を治すのは自分自身の力です。そこで、鍼や灸を使って身体に適度の刺激を与え、身体が本来持っているさまざまな働きを活性化し、身体が自ら治す手伝いをするのです。

一生懸命治ろうとする身体本来の力を最大限に引き出すことができるのが、鍼灸の強みといえるでしょう。その方の症状に合わせて、鍼と灸を組み合わせての施術も可能です。

当院には、ベル麻痺やハント症候群の方も多くいらっしゃいます。お悩みの方は、当院へお気軽にご相談ください。症状を詳しくお聞きしながら、ふさわしい鍼灸治療をご提案させていただきます。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。