ミントはり灸院・おしりの冷えを改善するツボはここ!下半身冷えの原因・対策を紹介

2024年8月30日

おしりの冷えを改善するツボはここ!下半身冷えの原因・対策を紹介

カテゴリ: 頻尿・膀胱炎・むくみ・冷え性

デスクワークをしているじわじわと感じる「おしりの冷え」。その冷たさで、背中や首筋など体全体までまで冷えていくように感じることはありませんか?特に女性にとって、下半身の冷えは日常生活に不快感だけでなく、生理痛などの体の不調を引き起こす原因にもなります。この冷えが悪化すると、倦怠感、腰痛、さらには全身の疲れが取れにくくなることも。そんなつらい冷えを改善し、心も体も温かく保つためのツボや対策を紹介します。冷えに悩むあなたに、ぜひ最後まで読んでセルフケアをして下さい。

院長 森本 賢司

この記事の執筆者

ミントはり灸院 院長
森本 賢司

高度専門鍼灸師

【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師

【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証

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おしり・下半身の冷えに効くツボとは?

おしりや下半身の冷えに効果的なツボを紹介します。ご自宅ではテニスボールを使って紹介する場所あたりをマッサージしてください。
すこし痛みを感じる事はありますが、数分程度は我慢できるくらいであれば大丈夫です。効果的な場所になるので刺激を与え続けて下さい。
筋肉の緊張緩和と血流改善の効果を出すので、即効性はあります。ただ、筋肉が硬くなっている場合は持続がしにくいので、毎日セルフケアをすることが大切になってきます。

六甲道本院
三ノ宮院
明石院

ツボ①:承扶

承扶は、背筋を伸ばして立ったときにおしりの下にできたシワの中央にあります。
ボールをセットしたらこのツボから外側に向かって刺激を与えて下さい。
お尻の下部を通る血管や神経に刺激を与えることができます。

ツボ②:秩辺

秩辺はお尻の外側にあるツボです。正確な位置としては仙骨の上下真ん中から左右へ外6cmの場所にあります。お尻全体の筋肉を緩める効果があります。
さらに生殖器は泌尿器にも効果があり、内臓疲労からおきる冷えに対して有効です。

ツボ③:環跳

環跳は足の付け根の骨である大腿骨のお尻側。大転子と呼ばれるところからお尻の中心に向かって指三本分くらいの位置にあるツボです。こちらの場所もお尻から下半身にかけて影響する神経や動脈が通る場所です。刺激を与える時は体を横向きにすると効果的です。

おしり・下半身冷えはお灸治療も効果的

温活といばお灸とよく言われていますが、本当に内部を暖めることができるのか?というと現実は難しいです。温めたいだけであれば、温泉や運動や温かいものを飲む方が効率よく暖まります。
冷えてしまうのは、血管や神経の問題です。筋肉の緊張によって血管が圧迫されたり、交感神経の興奮で血管が細くなってしまったり、皮膚の緊張で冷えていなくても感覚神経が誤って冷えを感じてしまったり。

お灸をする場合は冷えている場所よりも、さきほど紹介したツボに刺激を与える目的で行って下さい。その時は暖まった感じがしないかもしれませんが続けていくと効果を感じるはずです。

おしりや下半身冷えの原因

なぜ血管や神経に問題がおきるのでしょうか?
それは内臓等の不調によって、自律神経の異常な興奮がおきているからです。
内臓に炎症等の不調がある時に筋肉を緊張させる働きがあります。
また突然大きなストレスにさらされると顔面蒼白になるように、脳の興奮は血管を細くします。

こういった体のメカニズムによって患部の冷えが起きています。

体は冷えの感じ方は相対的です。周りの温度と比較して我々は冷えを自覚します。
「顔は熱いのに足は冷たい」の場合だと、足の温度はそこまで低くないかもしれません。ただ顔が熱くなりすぎることで温度差がおきて冷えていると認識するわけです。

とくに冷えに敏感な人の場合はとくにその傾向が強くなります。

「実際は冷えていない」というわけでもありません。冷えている場合もありますが、相対的な差が感覚を強くすると考えましょう。

おしりや下半身に関係する内臓はどこかと言うと泌尿器や生殖器です。
こちらのトラブルがお尻や下半身に影響します。
ちなみにお尻の上側、腰あたりになると大腸などが影響します。

原因ごとの症状について解説します。

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原因①頻尿

日中に8回以上、あるいは夜間に2回以上トイレに行くことが頻尿とされます。頻尿は、尿量が増える「多尿」とは異なり、排尿の回数が増えることが特徴です。
排尿回数の増加の原因は膀胱内部の炎症により、通常よりもはやく尿意のサインが出てしまうからです。
トイレの回数が多いと感じるなら、まずは冷えよりもそちらから対策しましょう。

原因②生理痛

生理痛が毎月のようにつらいと感じるかた、かならず痛み止めが必要なかた、生理周期が安定せず、生理痛の症状もさまざまな場合のかたにお尻や下半身の冷えが発生しやすくなります。
お尻の下部の神経や血管は子宮の影響を強く受けるからです。

原因③排尿痛もしくは排便痛

排尿や排便時に痛みがある場合も注意が必要です。
これは内臓というよりは粘膜の痛みのサインです。
これらの痛みのサインも血管や神経への異常な興奮を作り出しますので冷えが症状として現れる場合があります。

原因④前立腺や子宮のトラブル

前立腺炎や子宮の内膜におきる病気(子宮筋腫、内膜症)などもお尻や下半身の冷えをおこす場合があります。検査をしないと発見しずらい病気でもあります。冷えが強い場合は一度検査を受けてみるのをおすすめします。

おしり・下半身冷えの改善方法

ツボを使ったセルフケア以外の改善方法を紹介します。内臓からの不調を少なくすることがポイントになります。
もちろん病気ではないというのが前提となります。
まずは水分の摂取量を増やしましょう。目安は1日2リットルです。トイレの回数が増えてしまいますが、泌尿器を洗い流す効果がありますので炎症を改善することができます。
また下着のまめに交換するのもおすすめです。陰部のトラブルの原因は感染症です。陰部はどうしても湿度が高くなるので、雑菌が繁殖しやすい状況にあります。健康な人であれば自分の免疫力で対処できますが、普段から忙しい人の場合だと菌に負けてしまうこともあります。
忙しい時やストレスが大きいときに陰部に痒みがでることはありませんか?
湿度を下げることは簡単ではありませんが、下着を交換することは簡単にできる感染症対策です。

おしりの冷え対策法

仕事中や就寝前にお尻が冷えて嫌だと感じている人におすすめの対策法を紹介します。それは足先パタパタです。座っていても、足を延ばしていてもかまいませんので、足先を内側から外側に向けます、そして外側から内側に向ける。それを何度も繰り返しましょう。ちょうどぱたぱたと閉じたり開いたりするようなイメージです。
これはお尻下部の筋肉を動かす動作です。
何度も繰り返しているとお尻がじわじわと温かくなってきます。
貧乏ゆすりも悪くないですが、どちらかというと太腿やお尻の上側に効く動作になりますのでお尻のしたから下半身の冷えに対しては足先パタパタがおすすめです。

まとめ

今回はおしり・下半身の冷えに関して解説してきました。
ただの冷えだと思わずに内臓の不調が隠れているかもしれないということを認識して欲しいです。特に温かい恰好をしているのに冷える、他の人よりも寒がりという場合は内臓の不調が考えられます。
書いている内容を読んでもらって適切な対処をしましょう。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。