ミントはり灸院・「私は寒くない」冷え性と不妊治療の効果

●「私は寒くない」冷え性と不妊治療の効果

仕事や家事をしていて、暖房はついているのに身体が寒いと感じることはありませんか？

今回の患者さんは不妊治療を受けていて２カ月目で何気ない会話の中で効果を感じたそうです。

仕事の合間、同僚の方と会話の中で「今日は寒いね」「事務所にいても冷える」という話題だったそうですが、いつもなら「そうだね」と同意するはずが、その時はまったくそう思わなかったそうです。

しかも、いつもは自分の方から「寒い」と訴える方なのに・・・冷え症が改善してる？

冷え症というと、「冷え」があるから肩こりがあるや生理痛が強くなる、腰痛が起きると考えている方が多いですが。

「冷え」も症状の一つであって、その他の症状の原因ではありません。

何が原因なのかというと、それは「冷え」を起こしている場所によって異なります。

例えば、足ならば子宮や膀胱の不調が考えられます。

手先であれば、気管や肺など。

全身であれば、心臓もしくは自律神経の失調など。

それぞれによって異なるわけですね。「冷え」は不調のサインと考えるべきです。

今回の患者さんも不妊治療を目的として、咽と子宮を中心に治療をしていました。

「冷え性」は目的ではなかったのですが、関連する内臓の働きが良くなることで、「冷え性」が先に解消したわけです。

一般的な「冷え性」治療と言えばホットパック（湯たんぽみたいな物）を使う事が多いですが、それでは外を温めただけなので効果は限定的です。

大事なのは内臓の働きと自律神経の安定です。

身体の中心から熱を生みだすことができれば冷え症から卒業ですね。