2020年4月27日
逆流性食道炎に市販薬は効果あるのか?
カテゴリ: 胃腸障害
整腸剤やH2ブロッカーなど胃酸で悩む日本人が多いので薬の種類も多い
逆流性食道炎に悩まされている人は少なくありません。代表的な症状は、胸やけです。胸のあたりがいつもムカムカしていて気持ちが悪かったり、胸にまで酸っぱい胃酸がこみ上げてくる人もいます。胸が焼けつくような感じ、しみるような感じとも言われています。
げっぷをしたときに胃酸が上がってきたり、食事を飲み込みにくいと感じる人もいるようです。その他にも、のどに胃酸が流れ込むことで咳が出たり、声がかすれてしまう人も。一言で逆流性食道炎といっても、症状の出方は人それぞれです。
逆流性食道炎は比較的多いので、市販薬も販売されています。多いのは、胃酸の分泌を抑制する薬や、食道機能を高める機能改善薬、食道などの粘膜を保護するための粘膜保護薬、胃酸を中和する薬などです。メーカーによって目的ごとに薬の種類が違います。
こうした市販薬でも効果の高い薬はありますので、自分で買った薬でなんとかなっている人もいるようです。ただし、根本的に治療するためには一度きちんと受診した方が安心です。思わぬ病気が隠れていないとも限らないので、「逆流性食道炎くらい大丈夫」と思って自己対処しないことが大事です。
難しいのは自分の逆流性食道炎に合う薬かどうか
市販薬でも効かないことはありませんが、難しいのは自分に合った薬かどうかという点です。薬は誰にでも一定の効果が出るように開発されてはいますが、100%効くというものではありませんし、他の人には効く薬が自分にも効くとは限りません。自分に合った薬でなければ、いくら飲んでも全然改善しないということもありうるのです。
とはいえ、素人が自分に合った薬を探し当てるのは至難の業です。そんなときにおすすめの方法は、1種類の薬を1週間単位で切り替えながら効果を判断してみることです。もし、1週間服薬しても効き目を感じないようなら、その薬はあなたには合っていないのかもしれません。
その場合は、別の市販薬を試してみるとよいでしょう。同じような成分が含まれていても、同じような効果が必ずしも得られるわけではありませんし、主成分が違えば、期待できる効果も違ってきますから、他の市販薬も試す価値はあります。
もし、いくつか試した後に医療機関を受診する場合は、どんな市販薬を飲んだか医師に告げると安心です。医師も、それまでの経過や薬を処方する際の参考にすることができます。
薬が全てを解決してくれるわけではない
逆流性食道炎には市販薬も出ていますし、胸焼けや胃酸の逆流くらいなら市販薬でなんとかすればいいやと思う人も少なくないでしょう。しかし、薬が全てを解決してくれるわけではありません。薬でできることは、基本的に対処療法です。なぜその病気になったのか、その原因を治すものではないのです。
逆流性食道炎には、食生活や生活習慣なども大きく影響していますし、もともとの体質も関係があります。そういったことにも目を向けないと、症状は薬で緩和できても根本的な解決にはなりません。たとえば、暴飲暴食や油っこい食べ物が好きなせいで、胃酸の分泌が過多になっていることがありますが、この場合はいくら薬を飲んでも、食生活を変えなければいつまでも症状はなくなりません。
体質改善には、東洋医学も役に立ちます。カウンセリングを通じて、生活習慣を変えるお手伝いもできます。東洋医学では一人ひとりの状態を見ながら、時間をかけてゆっくりと体の調子を整えていきながら、逆流性食道炎の改善へとつなげることが可能です。
あなたには鍼灸治療という方法が残っている
逆流性食道炎の症状でお悩みの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。当院の鍼治療では、非常に細い鍼を用いて、逆流性食道炎の改善につながる箇所を優しく刺激していきます。随時カウンセリングも行っていますので、どんなことでも気軽にご相談いただければと思います。
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