ミントはり灸院・逆流性食道炎とヒステリー球、梅核気の関連

2020年4月27日

逆流性食道炎とヒステリー球、梅核気の関連

カテゴリ: 胃腸障害

胸やけと同時に起こる「息苦しさ」の正体とは

この記事では逆流性食道炎と胸やけ、息苦しさ、ヒストリー球について紹介します。

まず逆流性食道炎の主な症状は

・胸やけ

・呑酸(酸っぱい胃液が口まで上がってくること)

・げっぷ

・胃痛

・胃もたれ

・腹部膨満感

・喉の痛み

・咳

・喉の違和感

・胸周りの違和感

・息苦しさ

などが挙げられます。

その中でも今回は「息苦しさ」についてピックアップしていきたいと思います。

当院にも息苦しさを感じて来院される患者さんは多いのですが、その原因は様々です。

本人の自覚あるなしに関わらず、その息苦しさが逆流性食道炎から来ていることもあります。

ではなぜ、逆流性食道炎があると息苦しさを感じるのでしょうか。

院長 森本 賢司

この記事の執筆者

ミントはり灸院 院長
森本 賢司

高度専門鍼灸師

【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師

【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証

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六甲道本院
三ノ宮院
明石院

食道の炎症が筋肉を緊張させるから

食道に炎症があると、鎖骨頭周囲や、喉の前の筋肉が緊張してしまいます。

その筋肉の緊張によって咽の動きが邪魔され、息を吸ったり吐いたりするときに息苦しさを感じます。

息苦しさを感じ、なおかつ胸周りに違和感もあると「心臓が悪いのかな」と不安になると思いますが、逆流性食道炎によっても息苦しさは引き起こされます。

そのためもし逆流性食道炎が原因であれば、炎症を取り除くことで息苦しさも改善されていくことでしょう。

息苦しさの他の原因とは?ヒステリー球の可能性も?

もちろん、息苦しさの全ての原因が逆流性食道炎とは限りません。

循環器の問題や、貧血、ホルモンの問題(甲状腺など)、更年期障害、精神的なものなどから来る息苦しさもあります。

息苦しさ・胸の違和感の原因として逆流性食道炎と間違えられやすいのが「ヒステリー球」です。咽喉頭異常感症とも呼ばれます。

咽に違和感があり、咽に何かがつかえているような症状のことを言います。その違和感を吐き出そうとしても、飲み込もうとしても取れません。

病院で検査をしても、特に原因が見当たらないことが特徴です。

梅の種がつまっているような感覚から東洋医学では「梅核気」と言われることも多いです。

余談ですが、ヒステリー球は古代のギリシャ・ローマ時代から訴える人が人が多かったそうです。

ヒステリー球、梅核気はなぜ起こる?

ヒステリー球・梅核気は、ストレスが主な原因とされています。

ストレスによって自律神経のバランスが崩れ、咽周りの筋肉が緊張します。

その筋肉の緊張によって咽周りが締め付けられ、何かが詰まったような感覚になるのです。

梅核気とインターネットで調べると、東洋医学的に「気・血・水」などで説明されていることが多いのですが、簡単に考えると筋肉の緊張から来ています。

漢方を処方されることも多いようです。

逆流性食道炎とヒステリー球の違いを見分けるには?

逆流性食道炎もヒステリー球も、どちらも咽・食道周りの筋肉の緊張によって引き起こされると説明しました。

ではそれぞれを見分ける方法はあるのでしょうか。

逆流性食道炎は最初に説明したように、胸やけや呑酸、喉の痛み、胃の症状などを伴います。

胃カメラを飲むと分かりますし、胃酸の分泌を抑える薬を飲むことで改善していきます。

一方でヒステリー球は検査をしても原因が分かりません。

特に朝起きたときに咽や胸の違和感、胃の痛み・ムカムカがあるかどうか、食後に胃もたれ吐き気・胸やけ、膨満感があるかをチェックしてみてください。

これらの症状が強くある場合は逆流性食道炎が考えられます。

軽症の場合、コーヒーや紅茶、香辛料、炭酸、お酒を控えると改善することもあります。

しかし、ヒステリー球も胃腸の炎症が関係していることがあります。

いずれにせよ、逆流性食道炎、ヒステリー球、その他が原因の息苦しさであっても、鍼灸で改善することが可能ですよ!

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当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。