2020年4月28日
こんな症状があれば逆流性食道炎かもしれない
カテゴリ: 胃腸障害
隠れ逆流性食道炎の見分け方
逆流性食道炎が疑われる症状はたくさんあります。今回はその中でも「隠れ逆流性食道炎」かもしれない症状について説明していきます。
まず逆流性食道炎の代表的な症状として挙げられるのは、胃酸の逆流、胸やけ、胃もたれ、胃痛、胸の痛み、咽の違和感などです。
近年、昔よりも逆流性食道炎の認知度は高まってきました。昔は欧米人に多い病気とされていたのですが、食の欧米化(肉や脂っこい食事の増加)により日本人の患者も増えてきました。
食道と胃の境目の筋肉「下部食道括約筋」の緩みが原因だから「お年寄りが多い」と考えられがちですが、中年の人や、学生などの若い人にも増えているそうです。
でも、実は自分が逆流性食道炎だと気づかずに放置している人もたくさんいるのです。以下の項目が思い当たる人は逆流性食道炎かもしれません。
口から酸っぱい匂いがする(呑酸)
口から酸っぱい匂い・味がしたり、げっぷとして酸っぱい液が上がってくることはありませんか?
げっぷとして上がってくる分には気づきやすいのですが、口から酸っぱい匂いがしても自分では気づきにくいものです。他人に口臭を指摘されて気付くこともあります。
出過ぎてしまった胃酸が上がってきて、その匂いが口臭となって現れているのです。歯の問題を取り除いても口臭を感じる場合、指摘される場合は消化器を疑ってみてください。
呑酸は時に、口内炎や咽の違和感(ヒリヒリやイガイガする感じ)、咳を伴うことがあります。
背中がつっぱる・背中が痛い
これは食道や胃の炎症が原因となり、後ろの筋肉(背中)が緊張するからです。筋肉が内蔵を守ろうとしてくれて硬くなっているのです。背中だけでなく、お腹周りの腹筋が硬くなることもあります。
「腹筋が硬くてラッキー」と安堵せず、「鍛えてもないのに何故こんなに腹筋が硬くなってしまっているんだろう」と疑ってみてくださいね。
筋肉の痛み・つっぱりは基本的に内蔵の炎症から来ています。
いくらマッサージをしたところで、根本的な内蔵の炎症を取り除かないことには、結局また筋肉の痛みが繰り返されます。ちなみに背中の痛みは、その前の臓器である心臓の疲れも考えられます。
お腹が鳴らない
最近お腹が空かない、お腹が鳴らない・・・と悩んでいませんか?
胃酸による粘膜のダメージは交感神経を高ぶらせます。健康な人が食べ物を食べると、消化器を働かすために副交感神経(リラックス神経)が働きます。食べた後に眠くなるのは副交感神経が働いているからです。
しかし胃酸によって交感神経が高ぶると、胃の運動が抑制されてしまいます。
胃の運動が抑制されると、きちんと消化されずお腹の空きを感じません。胃の動きが悪いので、お腹が鳴ることもありません。お腹が鳴るのは恥ずかしいことですが、胃が正常に運動している証拠です。
1つの目安として考えてみてくださいね。
隠れ逆流性食道炎は早めの治療が鍵!
以上の項目に当てはまった方はいましたか?隠れ逆流性食道炎の人はすごく多いです。
そういう人は早めの治療をすることで、日常生活の支障がないまま改善します。反対に、放置することで重症化してしまうのも逆流性食道炎の特徴です。
最悪の場合、胃がんになっていまうことも考えうるのです。
逆流性食道炎で胃や食道がただれてしまう前に、そして楽しい食事、快適な睡眠、正常に日常生活を送るためにも、少しでも当てはまる人は早めに治療をしていきましょう!
ただ、毎日せっせと逆流性食道炎や胃薬を飲んでいる人の多さに驚かされます。
あくまでも薬の力によって胃酸を抑えている・胃の働きを良くしていることには変わりません。そもそも、胃の働きは自律神経によってコントロールされています。胃の働きが悪くなる原因を考えることが大切です。
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