2020年4月28日
なかなか治らない逆流性食道炎は何が違う
カテゴリ: 胃腸障害
なかなか治らない逆流性食道炎の原因とは?
「逆流性食道炎」と診断され薬を飲み続けているけど、なかなか治らない人というはいませんか?
このまま薬を飲み続けて大丈夫なのかという心配もあるでしょう。医師から「薬が合っていない」と、また別の強い薬を処方されることも少なくありません。
実は逆流性食道炎の根本的原因は必ずしも胃や胃酸の問題とは限りません。その可能性として考えられる原因をいくつかみていきましょう。
自律神経の問題によって起こる逆流性食道炎
胃は自律神経の影響を受けるのですが、自律神経に問題があるために胃に炎症が起きているのかもしれません。
逆流性食道炎の原因がストレスと言われているのは、ざっくり言えばこのためです。内臓は自律神経によって大きな影響を与えます。
例えばストレスが溜まると胃がキリキリしたり、緊張したときにお腹がゴロゴロして下痢になったという経験がありませんか?
逆流性食道炎も同じことが言えます。なかにはストレスが溜まったと同時にゲップとして胃酸が上がってくる人もいます。そしてその自律神経の問題を起こしている原因が、実は別の内臓にあるかもしれません。
なかなか逆流性食道炎が治らない場合は、自律神経の問題を疑ってみてください。
めまいが原因となって起こる逆流性食道炎
時に、めまいによって胃酸が増えることがあります。めまいがすると吐き気を催すことが多いですよね。吐き気を感じると唾液量が増えるのですが、同時に胃酸も増えるのです。
胃酸が増えすぎるとゲップとして胃酸が逆流したり、胃の痛みや胃もたれとして悪影響を及ぼします。
めまいがする自覚はありませんか?最近乗り物酔いがひどくなっていませんか?
自覚なしにめまいが起きていて、過剰なドキドキ、そしてパニック発作へと発展するケースもあります。
めまいの多くの原因は耳にあります。これは老若男女問わずです。言い換えれば、逆流性食道炎の根本的な原因が耳にあるというケースが考えられます。
便秘が原因となって起こる逆流性食道炎
特に女性に多いのが、便秘が原因となって起こる逆流性食道炎です。
便によって膨らんでしまっている大腸が胃を圧迫し、胃の交感神経が興奮します。その結果、胃酸が増えてしまうのです。便秘ではなくても、妊婦さんもよく逆流性食道炎を訴えるのは同じような理由です。
便秘が原因の場合、便秘が改善されると自然と逆流性食道炎の症状も治ってきます。便秘も自律神経が大きく関係しています。自律神経が腸に指令を出しているからです。
大腸が原因となっている便秘と、小腸が原因となっている便秘があるのですが、特に小腸が原因となっている便秘は免疫やアレルギーにも関わってきます。小腸は「第二の脳」とも言われている非常に大切な消化器官です。
「たかが便秘」と考えず、しっかり治していくことが大切です。逆流性食道炎だけでなく他の炎症・病気を引き起こす可能性が高いからです。
内臓からの内的ストレスの影響は強い!
なかなか治らない逆流性食道炎の原因についてご紹介しました。ここを疑わずに薬を飲みづつけても、肝臓など他の臓器に負担がかかるだけです。
私たちが日々暮らしていると人間関係のストレス、暑さ寒さ・騒音・化学物質といった環境のストレスなど、外的ストレスがたくさんあると思います。
しかし外的なストレスよりも、内臓から発生する「内的ストレス」の方が身体への影響が強く出ます。寒いときはすぐに寒いと感じ、暖めることでストレスを回避できます。
でも内臓のストレスは即座に感じ、即座に対処できるとは限りません。逆流性食道炎がなかなか治らなないときは、胃とは別の要因を疑ってみてくださいね。
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