ミントはり灸院・膝の痛みと足のむくみ

最近、膝の痛みを持つ患者さんを治療する機会が増えています。

なんの根拠もありませんが、同じ症状を持つ患者さんが続くってことはよくあります。

膝の痛み、特に慢性痛の場合の患者さんの多くが、足にむくみを抱えいて。

朝はスッキリ軽いけど、夕方になり、仕事から帰る頃には像の足のように、重たくなっています。

「立ち仕事だから？」「水分摂りすぎ？」などなどいろんな原因を探りますが。

どれも当てはまりません。座っていても、水分を抑えてもむくみは起こります。

むくみはリンパ液が血管と組織（筋肉など）のあいだに溜まった状態です。

本来なら、血管や皮膚表面にあるリンパ管から吸収されて心臓に戻っていきます。

血管のようにポンプ作用がありませんので、リンパ管の場合は周辺の筋肉の動きや血管の拍動の力を借りて動いているわけですね。

膝に慢性の痛みがある場合は皮膚や筋肉に緊張があるという事。

長時間の緊張は血管や筋肉の動きが無くなってしまい「循環障害」を起こしてしまいます。

その結果、リンパ液も動かずにむくみを起こしてしまうわけですね。

もちろん、膝の痛みが無くてむくみがある方も同じ理由です。

痛みが出るほど緊張していないだけですね。

下半身全体の筋肉に影響するのは子宮です。

これはむくみだけの人、膝痛だけの人、両方の人、共通してお腹からサインが出ています。

おヘソの下のお灸と、下半身全体の刺激が治療ポイントになります。

まずは緊張や痛みが無くなり、徐々にむくみも改善していきますよ。

足の違和感を置いておくのは危険です。

痛みがあると、歩き方や体重のかけ方に偏りが出てきます。

結果、変形したりさらなる痛みを起こす原因ともなります。

ただのむくみや痛みと思わず、しっかり治療しましょう。