2024年1月29日
背中の痛み(右側)は内臓の不調?原因や今すぐできる対処法を紹介
カテゴリ: 痛み
右の背中が痛いと感じて検索したあなた!
以下のような症状に当てはまりませんか?
寝る際の不快感:
・右の背中が痛いため、寝返りを打つときに痛みを感じ、適切な寝姿勢を見つけるのが難しい。
・右を下にした横向きで寝ると、朝起きた際に背中の痛みが強くなり、たびたびおきてしまう。
仕事や学業への集中力低下:
・PC作業中に右の背中が痛むため、長時間同じ姿勢を続けることが難しく、仕事への集中が途切れる。
・会議中に痛みが増すと、内容に十分に注意を向けることが難しくなる。
日常の動作への制限:
・スーパーで買った重い荷物が持てなくなる。
・家事や掃除など、背中を多く使う動作が痛くて日常生活に支障をきたす。
運動やスポーツの制約:
・テニスやゴルフなどのスポーツで、右の背中の痛みで力強くショットが打てない。
・散歩やランニング中に痛みが発生し、運動の継続が難しくなる。
社交的な活動への制約:
・友達との長時間の外出やイベント参加が難しくなる。
・家族とのアウトドア活動やレジャーが、背中の不快感によって楽しくなくなる。
痛みだからといって簡単に考えては行けない場合もあります。
右側の背中の痛みの原因が何か、その対策なども含めて解説します。
背中の痛み(右側)の原因とは?
整体の考え方だと以下のような例が挙げられます。
筋肉や関節の不均衡
筋肉や関節の不均衡が背中の痛みの原因となることがあります。例えば、右側の背中の特定の筋肉が緊張していたり、関節が柔軟に動かなかったりすることが考えられます。
脊椎の歪み
脊椎の歪みや椎間板の問題が右の背中の痛みを引き起こす可能性があります。
骨盤の不調
骨盤の位置や動きの不調和が背中に影響を与え、痛みの原因となることがあります。
姿勢の問題
姿勢の問題が右の背中に痛みを引き起こすことがあります。
神経の圧迫や緊張
神経の圧迫や緊張が右の背中の痛みを引き起こす可能性があります。
一般的な鍼灸の場合だと以下のような原因を考えます。
気の滞りや不足
東洋医学では、気の滞りや不足が痛みの原因とされます。特に右の背中が痛い場合、関連する経絡や気の流れが滞っている可能性があります。
経絡の不調和
経絡と呼ばれるエネルギーの流れる経路に焦点を当てます。右の背中の痛みは、特定の経絡の不調和に関連している可能性があります。
筋組織や結合組織の緊張
筋肉や結合組織の緊張が気や血液の流れを妨げ、痛みを引き起こす可能性があると考えます。特に右の背中において、特定の経絡や組織が影響を受けている可能性があります。
気血の不調和
気と血液のバランスが重要だと考えます。右の背中の痛みが気や血液の不調和に起因している場合、鍼や灸を用いて調整を行います。
体の調和の崩れ
鍼灸師は体の調和が乱れることで痛みが生じると考えます。例えば、内臓や脊椎の位置や機能に関連する不調和が右の背中の痛みに影響を与えている可能性があります。
ただ背中が痛いだけなのにいろんな可能性があると思うと何が原因なんだかよく分からなくなりますよね。
背中の痛み(右側)は内臓の不調?考えうる病気と痛みの位置
体から発する痛みは筋肉だけでなく、内臓の不調のサインの場合があります。
背中といっても範囲は広いです、痛みの特徴をとらえて内臓のサインが出ていないかチェックしましょう。
肝炎
肝炎は肝臓の炎症で、ウイルス感染やアルコール摂取などが原因です。肝炎による背中の痛みは、通常は右上腹部から右側の背中に広がることがあり、痛みは鈍痛や圧迫感から時には局所的な鋭い痛みになることもあります。
肺炎
肺炎は、肺の内部で細菌、ウイルス、真菌などの病原体に感染し炎症が起こる疾患です。肺炎の痛みは通常、背中の下部や胸の側面に集中し、深呼吸や咳をする際に悪化することがあります。
腎盂腎炎
腎盂腎炎は、腎臓の内部にある尿を貯める腎盂と、その周囲の組織が細菌感染によって炎症を起こす疾患です。腎盂腎炎による背中の痛みは、通常は腰部や背中の側面に集中します。痛みは断続的に激しくおき、鈍痛や圧迫感とともに、発熱や尿路症状が発生します。
胆石症
胆石症は、胆嚢内で胆汁成分が結晶化し、固まった石が形成される疾患です。これらの石が胆嚢や胆道を通過する際に、背中や右上腹部に激しい痛みを引き起こすことがあります。背中の痛みは右側に局在して現れますが、肩甲骨の下や背中の中央部に感じられることもあります。
胆のう炎
胆のう炎は、胆のうが胆石によって炎症を起こす疾患です。胆のう炎の痛みは背中の右上部や右側に強い痛みが生じることがあります。痛みは鈍痛から激しい痛みまでさまざまで、同時に発熱、吐き気、嘔吐、食欲不振などがあります。
十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍は、十二指腸の内壁に潰瘍が生じる疾患です。十二指腸潰瘍の痛み背中の中央部にかけて放射するよう出ます。痛みの出方としては通常、食事後や夜間に悪化する場合が多いです。
肝臓がん
肝臓がんによる背中の痛みは、肝臓が腫瘍により肥大し周囲の組織や神経を圧迫することで引き起こされることがあります。肝臓の右上部から背中の右側にかけて痛みが感じられることが一般的です。
遊走腎
通常、腎臓は腹部の後ろに位置していますが、遊走腎の場合、体の動きや位置の変化によって腎臓が移動することがあります。腎臓が腎臓の正常な位置から離れることがあり、これにより背中や腹部の痛みが生じることがあります。痛みは通常、腰部や腹部の下部に感じられ、動きや姿勢の変化によって増減することがあります。
背中の痛み(右側)への対処法
内臓の病気による痛みではない場合の対処法を紹介します。
姿勢の改善
デスクワークや長時間の座り仕事をする場合や通勤などで歩く場合は、正しい姿勢を保つことが重要です。正しい姿勢は筋肉負担を集中させることなく疲労を軽減することができます。座っているときでも動きを意識しましょう。前のめり、反り返り、がちょこちょことある方が疲労が蓄積しにくくなります。
生活習慣の改善
筋力の低下や体重の増加は筋肉の疲労度を高めます。さらに睡眠不足なども筋肉の回復力が低下します。食事の面においては筋肉を回復するたんぱく質を意識して食べるようにして、体重管理を行っていけば背中の筋肉は成長しますし、体重による負担も減らすことができます。
正しい食事と睡眠は体の痛みを軽減することを知っておきましょう。
運動やストレッチ
筋力は増える減るだけでなく、コンディションも痛みを軽減する意味で重要な要素となります。
軽い運動やストレッチはコンディションを維持する効果があるのでおすすめです。
触って固くなっている筋肉は疲労の蓄積で酸欠状態になっているかもしれません、それを運動やストレッチで改善しましょう。
背中の右側の痛みに効く簡単ストレッチ
筋肉のコンディションを維持するためのストレッチをいくつか紹介します。
猫の背のばし
「猫が背中を伸ばすときのポーズです。」
・両手をしっかり前に伸ばして床つけます。
・膝は床についた状態にし、おしりを高く上げます。
・その状態で旨を床につけるようにして、背中をゆっくり反りましょう。
座ったまま肘を斜め前
座った状態でも背中のストレッチはできます。
・両腕を胸の高さやや上辺りで組んでください。
・背中をまっすぐした状態で体を捻り、肘を前に出すようにしましょう。
・左にひねるなら右肘、右にひねるなら左肘になります。
昔そんな芸人さんいましたよね。
お辞儀からヤッターポーズ
肩こりも解消できるストレッチです。
・上半身を前に倒します。
・両肩を支点にして、腕が円を描くように頭の方向に向かって腕を曲げ伸ばしします。
・肩甲骨が大きく動いていればOKです。
仕事中にするとちょっと邪魔になります。
背中の右側の痛みが改善しない場合は?
病院で検査を受けても異常なし、ストレッチや運動をしても痛みがその場しのぎでしか取れない場合になれば鍼灸をうけることをおすすめします。
それは筋肉でもない別の原因があるからです。
当院が考える背中の右側の痛みの原因は内臓疲労
当院で考える背中の痛みは内臓疲労が由来していると考えます。
筋肉はとてもしなやかで我々がダンスを踊っても、飛び跳ねても痛みを起こすことはありません。
動くことを想定されて作られているのでゴムのように伸び縮みします。
だからこそ筋肉と骨の関係は一定ではなく、固定というよりも常に動いていると考えるべきです。
内臓の疲労というのは、動いている人間だからこそおきる現象です。
食べたり、活動することで、内臓は疲労していきます。
内臓の疲労によって現れる身体症状の一つが筋肉の緊張なのです。
筋肉を緊張させることで体を守ろうとしています。
右の背中は肝臓や心臓、肺、食道などの関係が深い場所です。
そこに疲労が溜まっていないかをまずは考えましょう。
内臓疲労のサイン
今回の場合だと、心臓や肝臓が疲れているときのサインは「倦怠感」です。
そして、肺や食道の場合は「空咳」なんかが考えられます。
痛みも気になると思いますが、自分の内臓が疲れていないかを観察するようにしましょう。
内臓を回復させるには?
基本的には食事、運動、睡眠を量が足りていないなら量を確保するところから始めましょう。
量が確保できているなと思ったら、質を高めることを意識してみてください。
多くの場合が睡眠不足が暴飲暴食が考えられます。
まとめ
今回のブログでは背中の痛みについてしっかりと解説しました。
まずはただの痛みだからと簡単に考えずにいろんな可能性を考えて病院にいくなどしましょう。
場合によってはしっかり直さないといけない内臓の病気が隠れていることもあります。
それでも改善しない場合は鍼灸治療を考えてみてください。
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