2020年4月7日
リウマチ薬への不安はありませんか?
カテゴリ: 関節リウマチ・膠原病
不安1:いつまで飲み続ければいいのか?
医療機関によってリウマチだと診断されると、薬による治療が始まります。リウマチは薬によって進行を遅らせることができる時代になりました。きちんと服薬していけば、関節の炎症を防止することができるといわれています。
とはいえ、リウマチは完治する病気ではなく、薬によって寛解と呼ばれる症状が安定した状態に持っていくのが治療の目的です。治りにくい病気である以上は、一度診断されたらリウマチの専門薬を基本的には飲み続けなければなりません。
薬を長い期間飲み続けるのは、金銭的や時間的な負担を考えると気が重くなりますよね。服用も薬によっては頻度が多くなるのでなかなか大変です。
「いったい、いつまでこの薬を飲み続ければいいの?」「どこへ行っても薬を持ち歩かなければいけないの?」そんな不安にかられた声を当院でも多く聞きます。医師でもいつまでと明確に答えられないケースも少なくなく、患者さんにとっては不安がますます大きくなります。
不安2:この薬の効果がなくなったら…
薬を飲み始めた患者さんが抱く不安としては、「もし、この薬の効果がなくなったら…」というものもあります。我慢して薬を飲めば、いつかきっと良くなるはず。でも、薬を服用しているにもかかわらず、関節に腫れが広がってしまうこともあり、「薬が効いていないのでは?」と不安になります。
もし、そんな症状が見られたら、薬の効果が弱くなってきたサインかもしれません。薬の効き方には個人差があり、どんなに良い薬でも薬の効果が薄れてしまう人もいます。このような状態になったときは、別の薬に切り替えるときだと考えましょう。リウマチの薬は1つではなく、いろいろな種類がありますから、別の薬に変えることで症状に改善が見られることも少なくありません。
薬の種類としては、近年開発されたバイオ製剤もあります。バイオ製剤は従来のリウマチ治療薬よりも高額なので、長期間飲むとなれば、どうしても金銭的な負担も増えます。せっかく高い薬を飲み始めたのに、「これがまた効かなくなったら、さらに強い薬になったら…」と思うと不安ですよね。
不安3:身体にとってどうなのか?
薬を服用し始めると「身体に悪い影響は出ないのか」と心配になる人もいます。リウマチの薬は強い薬が多いため、そのような不安を感じるのはとても良くわかります。
リウマチの薬がなぜ強いかというと、本来身体が持っている免疫を抑制する薬だからです。関節の炎症が広がらないようにするために免疫を抑制するのが、リウマチ治療薬です。薬ですから副作用が出るケースもあります。副作用を伴う薬であることは、長期間の服用で身体がどうなってしまうのか心配になりますよね。
ですから、薬を飲む場合は、事前に医師にどんな薬でどのような副作用が考えられるのかをしっかり聞いておくことをおすすめします。何が起こりうるのか前もってわかっていれば、何か症状が出たときでも慌てずに対応できますし、精神的にもずいぶんと楽になります。
薬を飲み始めたときの注意点としては、免疫を抑える薬なので、免疫力が低下するという点です。妊娠している人や高齢者など、風邪などもかかりやすい状態なので常に気を付けて生活をしなければなりません。大事なのは、規則正しく生活して、くれぐれも無理をしないこと。三度の食事も栄養バランスを考えて、少しでも健康に過ごせるよう心がけることが、リウマチの治療を効果的にします。
身体を整えることも大切
リウマチは薬で治療できる病気ですから、今の薬の効果を高めて、すこしでも長く使うことには良い意味もあります。服用には不安や心配もあるでしょうが、ぜひ上手に薬と付き合っていってほしいと思います。
薬が効果を発揮するには、服用するだけでなく、薬を分解する肝臓や送り届ける血流も大切な要素です。血流を整えることで、薬が本来の効果を発揮できます。
血流の改善は、当院でも行うことが可能ですから、関節リウマチの症状でお悩みの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。
関節リウマチの症状別解説ページはこちらから
当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。