2020年5月8日
線維筋痛症の人に注意してほしいこ
カテゴリ: 線維筋痛症
線維筋痛症の痛みを出さないために
線維筋痛症の人は身体の様々な部分に痛みを感じます。痛みだけでなく痺れやこわばり、めまい、だるさ、下痢、微熱、不眠など、全身に不調が起きやすくなります。
重症化すると爪や髪に触れるなどの、ほんの少しの刺激だけでも痛みが引き起こされてしまいます。
そうなると意識がずっと自分の身体、痛みへと向けられてしまい、気が滅入ってくることでしょう。線維筋痛症の症状のせいでうつ病になってしまう人も少なくありません。
この記事では、そんな線維筋痛症で悩んでいる人たちに注意してほしいことをお伝えします!
大切なのは動きを意識しすぎないこと!
線維筋痛症で大切なのは「動きを意識しすぎないこと」です。あまりピンと来ないことかもしれませんが、動きを意識したときに痛みが出やすくなります。
人の身体の動きというのは自動で調整されています。例えば何も考えなくても、無意識にくしゃみが出ます。
これは身体の自動調整によるものです。無意識の動きは、筋肉の疲労や皮膚の歪みが発生しません。動きを意識すると、動きはぎこちなくなります。
先ほどのくしゃみでもう一度例えてみましょう。くしゃみを意識的に止めようとすると咽や腹筋が痛くなります。このように、当たり前に出来ることを変に意識することでミスを犯してしまうのが人間です。
何かを行うとき、動きを意識しないことが痛みを防ぐコツになります。
痛みが気になるときは複数のことを同時に行う
どうしても痛みが気になるときは、複数のことを同時に行うと動きに対して無意識になることが出来ます。
例えば歌を歌いながら作業してみましょう。歌に意識を向けると作業中の動きを意識しなくなります。
歌でなくても構いません。自分が夢中になれることを取り入れてみましょう。数を数える、頭の中で足し算をする、連想ゲームをする、でもいいでしょう。
痛みは痛みを生むので、とにかく痛みや痛くなる動き以外に目を向けることがコツです。他にも、身体を揺らすことがおすすめです。身体をぶらぶらさせると動きは無意識になります。リラックス効果や血流改善効果も期待できるので一石二鳥です。
無意識になるように意識するのは難しいことだと思いますが、同時に何か別の楽しいことを意識すると、痛みが少なくなります。
そして何度も繰り返し行うことで、やがて無意識に行えるようになってくるそうです。自分がどうやったら無意識になれるか、痛みや動き意外に集中できるものは何かを見つけてみましょう!
痛みを忘れる時間を作る
痛みや炎症は自律神経を興奮させてしまいます。自律神経が興奮すると皮膚や筋肉が歪み、さらなる痛みへと発展します。
そして慢性的に痛みが続いていると、記憶によっても他の痛みを招いてしまいます。痛みの悪循環は、なかなか止めることが出来ません。痛みが痛みを呼ぶからです。
そのため、痛みを忘れる時間が痛みの軽減に繋がります。痛み止めを飲むことは、飲み続けると効きにくくなってしまうのでおすすめできません。
薬なしで痛みを忘れるのはなかなか難しいことだと思いますが、出来るだけ何か楽しいことに集中させ、動きへの意識習慣を減らしていきましょう。
運動もおすすめ
運動が線維筋痛症改善に有効だというデータもあります。
運動は色々な面で見てもメリットが多いので、出来る範囲で体を動かすのもおすすめです。軽いストレッチだけでも効果があります。
身体を動かすときは呼吸に意識を向けていきましょう。
特に水中は体重の負荷が軽減されるので、痛みを感じにくくなります。
泳ぐのが難しければ、水中をただ歩くだけでも充分に効果があります。 痛みを忘れて楽しくできることが一番大切ですよ。
線維筋痛症の症例解説はこちらです。
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