2020年5月11日
線維筋痛症に鍼と整体はどっちが良いか
カテゴリ: 線維筋痛症
線維筋痛症には鍼?整体?
線維筋痛症で病院を受診すると、痛み止めなどを処方されることが一般的です。
痛み止めがしっかり効いてくれる人もいますが、中には痛み止めの副作用で悩まされたり、痛み止めが効かずに苦しんでいる人もいます。
残念ながら線維筋痛症の原因が特定されていないので、特効薬はまだないのです。そんなときに考えるのが鍼や整体だと思います。
最近は鍼灸院や整体院、整骨院が増えてきて、すごく身近なものになってきました。では線維筋痛症には、鍼と整体のどちらが向いているのでしょうか。
線維筋痛症の痛みは局所の発火
線維筋痛症の痛みは、場所ごとに痛みが強いのが特徴です。場所が特定できる刺すような痛みというのは、神経のピンポイントの興奮を表しています。
身体のあちらこちらが痛みますが、全てが同じように痛む訳ではないのが、線維筋痛症の痛みです。
それを踏まえて、整体と鍼灸の特徴を見ていきましょう。
整体が得意としているのは全体調整
整体は骨格矯正やマッサージ、ストレッチなどで全身の血行を良くしていきます。マッサージでの皮膚への刺激は全身の筋肉を緩める効果があります。
薬を使って、ある程度痛みがコントロール出来ているのであれば、整体の方が効率が良いでしょう。全身の筋肉が緩まり、リラックス効果も期待できると思います。
鍼灸が得意としているのは患部
鍼灸は、痛みが起きている発火点へピンポイントに刺激することが出来ます。線維筋痛症の痛みはピンポイントに起きているので、そこへ直接刺激することで痛みが緩和されます。
細い鍼で浅い皮膚や筋肉にアプローチすることが出来ます。もし症状がきつい場合は鍼灸の方が効果が出やすいでしょう。
鍼灸では痛みの原因から取り除くことが出来る
痛みの原因の多くは内臓から来ています。鍼灸はピンポイントに治療が出来ると書きましたが、痛みの原因を見つけて根本から取り除くことが出来ます。
仕組みとしては、内臓の疲れが筋肉を緊張させます。そしてそれが痛みにつながります。
例えば風邪をひいたときに咽の周りの筋肉(首)や肩の筋肉が凝り固まるのも、このためです。
背中の痛みは胃や心臓の疲れから来ていることが多いです。不調が起きている内臓へ直接アプローチできるのは、鍼灸の強みです。特に、深くから痛むような痛みというのは内臓からの影響です。
慢性的な痛みとして現れ、筋肉だけへのアプローチでは痛みがまた繰り返されてしまいます。内臓の不調を改善することで、痛みも取り除くことが出来ます。
線維筋痛症の周辺症状も改善できる
線維筋痛症は、痛みと同時にめまいやドライアイ、こわばり、過敏性腸炎、倦怠感などの症状が起こることがあります。
これもピンポイントにアプローチ出来る鍼灸が得意とする分野です。めまいやドライアイなどが起きるのも、内臓の疲れが原因です。また、線維筋痛症は自律神経のアンバランスを招きます。
症状によるストレス、天候の変化、人間関係によるストレスなどは自律神経の乱れを引き起こします。自律神経が乱れると、内臓への正しい指令がいかなくなり、内臓の不調が起こります。
すると、さらなる痛みを招いてしまうのです。まさに「痛みが痛みを生む」状態です。線維筋痛症はこれで苦しんでいる人が多いです。
鍼灸では自律神経へのアプローチも可能です。ピンポイントな治療と書いていますが、全身の不調をピンポイントに治療していきます。
痛みや症状が根本から治っていくことで、痛みの記憶を忘れ、痛みが痛みを生むサイクルから脱出することが出来ます。 もし線維筋痛症による酷い痛みや、全身の様々な症状でお悩みであれば鍼灸を受診してみてくださいね。
線維筋痛症の症例解説はこちらです。
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