2013年4月18日
【鍼灸治療報告】チック症と身体の疲れ 6歳 男の子
カテゴリ: 小児はり・夜泣き
●チック症と身体の疲れ 6歳 男の子
わが子を見ると、不意に変わった動きをする。。悪い癖だと思って注意してもおさまらない。
どうやら自分で起こしているわけではなさそうだ、気になって病院で診てもらうと「チック症」だと言われた。
「いずれ良くなります」と言われ、様子を見ることに・・・でも気になるし、周りに変て言われるんじゃないだろうかと心配…。
チック症は確かに脳の無意識な運動に関わる部分が過剰に働くことで起きます。通常は幼少期に多く、成長と共に無くなっていきますが、まれに大人になっても残る方もいます。
ある意味、脳の働きの一つであって、病気ではありません。チック症の子は、少し落ち着きが無い事が多いですが、それはいろんなことに興味がある好奇心旺盛とも言えます。
では全てのチック症が経過観察で良いのか?というとそうではありません。
チック症が起きやすい脳というのはありますが、症状が出ない事もあれば症状に波がある場合もあります。
それは、脳だけでなく、身体の疲れや精神的な不安なども症状が出る要因に含まれるからなんです。
チック症 = 脳の素質 + 身体の疲れ +精神的な不安
となり、あるレベルを超えた段階で無意識な動きとなって表れます。
例えば
「季節の変わり目や行事が忙しくなると・・・」
「最近イライラしていて叱ることが多い」
このような理由で発生してしまうお子さんもいるわけです。
この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
そこで鍼灸がケアするべきポイントは、身体の疲れと精神的な不安となります。
今回の6歳の男の子のケースでは、毎年、秋ぐらいになるとチック症が出てきて、冬が終わるころにはおさまるはずが、長引いていました。
まばたきにその動きが出ており、本人も頑張って抑えようとしていました。
身体を診ると、腹部だけでなく、自律神経の影響の大きい耳や目、鼻などにも反応があり、身体の疲れが出ていたわけです。
刺さない鍼「ローラー鍼」でコロコロと皮膚に刺激を与え週に1~2回の治療をして、計10回ほどで徐々にチック症が減少。
小学校入学という忙しい時期であっても、身体の状態が良く、治療中でのチック症はほぼ無くなりました。
現在はまだまだ忙しい時期ということもあって、メンテナンスのために2週に一度の治療を継続しています。
学校に慣れたころには治療も卒業となるでしょう。
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