ミントはり灸院・腰痛の原因のほとんどが非特異的だからといって心の問題なの?

2013年4月5日

腰痛の原因のほとんどが非特異的だからといって心の問題なの?

カテゴリ: 腰痛・ぎっくり腰

ちょっと古い話しになりますが
3月24日の朝日新聞に「腰痛2800万人」「8割原因不明…心の悲鳴かも」という記事がありました。
全国8か所12000人を対象に調査した結果が
・2800万人の腰痛持ちがいるということ
・男女比でいうと女性が6割をしめるということ
・年代別だと40~60代で4割しめるということ
がわかったそうです。
さらに医科大学の教授が
「MRI検査などで原因をはっきりと特定できる腰痛は全体の約15%しかありません。残りのおよそ85%は検査をしても原因が何か特定できない「非特異的腰痛」なんです。」
さらに
「最近の研究で疲労や筋肉の衰え、生活習慣やストレスなどの心理的影響が、非特異的腰痛に関係することがわかってきた」
と書いていました。
※昔は腰痛=ヘルニアという構図でしたので、この調査結果は非常にインパクトが強い。
何度がブログに書いていますが、腰痛の原因は「筋肉の緊張」です。
ヘルニアやMRI等で写った物が痛みを起こすということは、解剖学的にみても考えられません。
なので、85%の腰痛持ちの方に整形外科的な手法では効果がないのです。
だからといって、心理的な理由としていいのか?というと疑問もあります。
痛みの始まりはやはり筋肉の緊張にあるので、緊張を起こす原因を考える必要があります。
さらに、筋肉は回復力の高く、筋肉痛があっても1週間もあれば元に戻るわけです。
そんな筋肉に緊張が続くということは、筋肉の回復力が低下していることも考えなければなりません。
その回復を邪魔するのは内臓の疲れです。
腰痛だと大腸や膀胱、生殖器が関連します。
これは、解剖学や生理学の教科書に書いてあること。
腰痛を難しく考えすぎてはいけません。
心も体も爽やかに
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