ミントはり灸院・頭痛には温めるの?冷やすの?

2018年8月2日

頭痛には温めるの?冷やすの?

カテゴリ: 頭痛・偏頭痛

温めるか冷やすか

頭痛のときの対処法に悩んでいませんか?

皆さんは頭痛がするときはどう対処していますか?

一番多い対処法は頭痛薬、鎮痛剤を飲むことだと思います。
しかし薬を極力飲みたくない、減らしていきたい人はどのように対処すればいいのでしょうか。
そして痛み止めすら効かない人はどのようにすればいいのでしょうか。

例えば横になって休む、温める、冷やすといった対処法が一般的です。
頭皮や首肩のマッサージをする、アロマを焚く、ヘッドスパへ行く、ハーブティーを飲む、コーヒーを飲むというオシャレな対処法もあります。

でもこれらの対処法の中でよく質問をされることがあります。
それは頭痛のときは温めるのが正しいのか、冷やすのが正しいのかどうかについてです。
人によっては温めたりマッサージをすることで更に頭痛が悪化してしまいます。

院長 森本 賢司

この記事の執筆者

ミントはり灸院 院長
森本 賢司

高度専門鍼灸師

【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師

【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証

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六甲道本院
三ノ宮院
明石院

温めると筋肉が柔らかくなる

身体を温めると筋肉が柔らかくなります。
お風呂に入ると頭痛や肩こりが楽になる、という場合は筋肉が柔らかくなることにより痛みが軽減されています。
いわゆる「緊張型頭痛」の人は温めると楽になります。

冷やすと顔の炎症が抑えられる

頭を冷やすと楽になるという場合、冷やすことで顔の炎症が抑えられて頭痛も和らいでいる状態です。鼻などの炎症が原因で頭痛が起こっているのかもしれません。

頭痛は温めるのと冷やすの、どちらが正解?

痛み止めが効く場合は冷やすのが正解です。
これは顔や筋肉の炎症によって痛みを生んでいることが考えられます。
痛み止めは身体を冷やしますし、炎症を抑えてくれます。

痛み止めが効かない場合は温めて筋肉を柔らかくすることが最適です。炎症はないけれど、筋肉や皮膚に歪みやひきつれが発生している頭痛です。
この場合はお風呂に入ったり、温かい飲み物(ハーブティーなど)を飲むという対処法もおすすめです。

痛み止めを飲んで試すのはちょっと…という場合は、まず温めるか冷やすかのどちらかを試してみて楽になる方を選びましょう。

おすすめの温め方、冷やし方

おすすめの温め方は、濡れたタオルを電子レンジで温めてホットタオルを作り、それを首元や、肩元、頭の痛む部分に当てる方法です。
花王の「めぐリズム」や桐灰の「肩ホットン」「あずきのチカラ」などを使っても良いですね。なければカイロで温める方法もあります。

当院の患者さんは家族に肩や首の後ろにお灸をしてもらう人も多いです。

おすすめの冷やし方は冷えピタなどをおでこに貼る方法です。アイスノン、氷枕、保冷剤を用いて冷やすのも良いでしょう。

温めて気持ちいいのか、冷やして気持ちいいのか、自分の頭痛はいつもどちらのタイプなのかを知っておくと早めに対処ができますよ。

ツボ押しで対応するならここ!

温めて楽になる人におすすめのツボ…翳風(えいふう)

耳の付け根の後ろで、口を開けたときにくぼむところが「翳風(えいふう)」というツボです。全身の気や血の流れを良くして筋肉の緊張を取ってくれます。気持ちいいと感じる強さで中指を使って押しましょう。

冷やして楽になる人におすすめのツボ…睛明(せいめい)

目頭の内側と鼻の間にあるツボです。目が疲れたときに自然と押さえる場所です。疲れ目などによく使われるツボなのですが、鼻の症状にも効果があります。冷やして楽になる頭痛は鼻炎が疑われるので、このツボがおすすめです。片手の親指と人差し指でつまむように押しましょう。

どちらでも改善しない場合はお気軽にご相談を

温めても冷やしても頭痛が改善しない場合は何か他の要因が考えられます。
その際は当院にいつでもご相談ください。
どこから不調が来ているのか、全身を診てしっかり治療を行っていきます。

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当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。