ミントはり灸院・質問:姿勢が悪いと頭痛になりますか?

2020年4月6日

質問:姿勢が悪いと頭痛になりますか?

カテゴリ: 頭痛・偏頭痛

姿勢と頭痛について

今回はよく聞かれる質問についてお答えします。『姿勢が悪いと頭痛になるのかどうか』についてです。「スマホのしすぎで姿勢が悪くなって頭が痛い!」「パソコンのせいで猫背になっていて、よく頭痛がするんです」そんなことを言われる患者さんが多いです。

姿勢を作っているのは筋肉の緊張によるものです。結論から言うと、姿勢の悪さが頭痛の直接的な原因になるとは考えにくいです。なぜなら、猫背の人でも頭痛が起こらない人はいるからです。

筋肉は伸び縮みする

姿勢を作っているのは何でしょうか?それは骨ではありません。骨だけでは立つことができません。さらに骨同士もくっついていません。骨のポジションを作っているのは筋肉です。姿勢が悪くなるのは筋肉の硬さに偏りや歪みが生じています。

本来筋肉は均衡を保っているはずです。多くの方には利き腕や利き足がありますが、それでも姿勢が過度に崩れることはありません。それは筋肉が伸び縮みするからです。体はそういう風にできているとも言えます。過度な筋肉の緊張や偏りは筋肉を含めた体の内部の変調によって起きていると考えるべきです。

姿勢が悪化する原因とは?

姿勢が悪化する原因として考えられるのは、内臓の炎症です。内臓の炎症によって筋肉の緊張(頭痛)であったり、筋肉の緊張による姿勢の悪化が起こります。

つまり姿勢が悪いから内臓や頭が痛むのではなく、最初に内臓の炎症や頭痛があるから姿勢が悪くなるのだと考えています。

例えば胃の調子が悪いと背中が痛くなったり、便秘で腰が張ったりと、内臓の不調は筋肉の緊張を起こします。そしてお腹や腰が痛いと前屈みの姿勢をとることが多いと思います。ちなみに右肩が下がっている人は肝臓の不調が起きている人多いです。

このように内臓の不調によって姿勢が変わっていくのです。

頭痛は顔周りの炎症によるもの

上でも説明したように、姿勢が悪いから頭痛になるのではなく、炎症があるから頭痛になったり、姿勢が悪くなってしまいます。

具体的には歯の悪さが側頭部の痛みに、鼻の悪さがおでこ周りの痛みに、喉の悪さが後頭部や首の痛みに繋がります。これをかばうために首や肩の姿勢が悪くなります。

姿勢をよくするには

姿勢を良くするにはまずは内臓の不調、顔周りの緊張を取り除くことが大切です。内臓の不調はお灸で温めたり、自分で優しくさする、ローラーで優しく刺激をするというセルフケアが可能です。顔周りも同じく自分で優しくさすったり、ローラーで優しく刺激をすることで改善します。

すぐに姿勢がよくなる訳ではありませんが、姿勢が悪くなっている原因を根本的に取り除かないことには、また筋肉の癖によって姿勢が戻ってしまいます。整体で歪みを治してもらっても、内臓が不調のままではまた内臓をかばって歪んでしまうのです。

鍼灸は内臓の不調にアプローチしやすい

内臓に直接アプローチが出来るのは鍼灸、反応点治療の強みです。内臓にと言っても刺さったか刺さっていないかくらいの優しい刺激なので痛みはありません。そっと触るだけでどこに不調かあるか分かります。

内臓の不調でお悩みの方、頭痛でお悩みの方、姿勢の悪さが気になる方はぜひ一度当院の鍼灸治療を受けてみませんか?

頭痛の症状解説ページはこちら

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。