顎関節症の自己チェック
- 口を大きく開いたとき、人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入らない。
- 口を大きく開け閉めした時、あごの痛みがある。
- 口を大きく開いたとき、まっすぐに開かない。
- 朝起きたときから鈍痛がある
- 硬いものを食べるとあごや顔が痛む。
「はい」が多いほど重症です。
顎関節症の代表的な症状である、顎関節痛、開口障害、顎関節雑音の3つを判断する質問でした。
整形や歯科でも治らない顎関節症であっても、鍼灸の深部への作用によって改善が可能です。
この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
当院では難治性の顎関節症の原因を鼻炎だと考えています。
顎関節の痛みは関節周りにつく筋肉の緊張によって起こります。食いしばりや歯ぎしりがそのきっかけになっていますが、なぜ食いしばりや歯ぎしりが起きてしまうのかを考えないといつまでも治らずに顎関節症を繰り返してしまいます。鼻炎がそのきっかけを作っていることがわかっています。
当院の鍼灸治療では、鍼灸特有の炎症を流す作用と深部の筋肉の緊張緩和作用を使うことで鼻炎の炎症を流すことができ、顎関節周囲の深い筋肉の緊張を緩和できます。難治性の顎関節の痛みを改善することができます。
顎関節症を改善し悩みから卒業された患者さんの声
当院の顎関節症の鍼灸とは
当院は顎の不調を前提とせず、体全体で顎関節症を判断するようにしています。
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。そこから、体の構造や自律神経の影響を踏まえて本当の原因を判断します。
当院の顎関節症 施術の流れ
身体の不調から関係の深い反応点(ツボ)をさぐります。
細いはりで刺激し、個々の症状を軽減していきます。
さらに温灸などで内臓の機能を高めます。睡眠の質の改善と
筋肉の自己回復力を高めていきます。
自律神経の不調は皮膚の歪みを増悪することがあるので、
負担が大きいところ(顔面部)については未然に防ぐために、
ローラー鍼で丁寧に刺激します。
顎関節症 施術の特徴
全身+局所の回復をしていくとともに、顎の動きを中心とした皮膚の歪みと筋肉の弾力性を回復し、症状が発生しない身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できるお灸&
ローラー鍼を使ったケアを指導します。
顎関節の症状はなぜ起こるか
顎関節は構造上、肘や肩、股関節と比べても非常に複雑な動きをします。顎が複雑に動くことで大きい食べ物を食べたり、食物をつぶしたりします。自由な動きをサポートするのは顎関節の関節円盤です。円盤状になることで顎の円状の動きを助けます。
ただ、自由な動きができると分だけズレたりしやすくなります。顎関節に非常に強い力が持続的にかかったときに転位といって前方または後方にずれることで、顎関節を動かすたびに不都合が生じます。さらに関節に炎症が出ていれば痛みがでます。
病院での基本的な治療法としては、マウスピースなどで噛む時の負担を減らしながら、痛み止めと並行して自然回復を待ちます。
さらに炎症が強い場合は患部に注射をすることがあります。
顎関節症は歯が悪い?かみあわせ?
顎関節への負担が原因ということで、歯科医院では顎関節症に対しての根本治療として「かみ合わせ」の調整をするところがあります。
この場合は矯正治療になるので費用負担は大きくなります。
当院に来た患者さんで100万円以上、治療費がかかると言われたケースもありました。
確かに日常使う噛む行為に不都合があれば顎関節に影響はあります。ただ、どれだけ噛んでいるのか?というと疑問が残ります。
日中も顎が疲れるくらい噛んでいるのであれば、かみ合わせの問題は考えておくべきです。
ただ、多くの顎関節症は起床時に症状を強く感じます。ということは就寝中に顎関節に負担がかかっていると考えるべきです。
就寝中に行われるのは「歯ぎしり」です。睡眠中の歯ぎしりは音が出たり、ときには歯が割れるほどの強い力がかかっています。
これが頻繁に起きていたとしたら顎関節が傷んでしまうことは十分に考えられます。
顎関節症は睡眠の質が悪いことで
おきる
歯ぎしりはノンレム睡眠に起きます。これは起きる前の睡眠が少しずつ浅くなっていく時間帯の睡眠で、その時間帯に夢などを見ています。
ノンレム睡眠では寝る前に起きたことの記憶の整理を行っていると考えられ。高ストレス状態にある場合は歯ぎしりをします。
また、就寝前の状況によってノンレム睡眠が長くなってしまうことがあります。
睡眠の質が低い状態です。この時も歯ぎしりが起こりやすい状態になっています。
このように、睡眠の質が歯ぎしりを起こし顎関節症になるということです。
顎関節症は睡眠中の口呼吸も原因
睡眠中の口呼吸も顎関節症の原因になる場合があります。口呼吸=いびきですが、いびきをする人は口を開けたり閉じたり、顎も頻繁に動きます。
口呼吸によって咽や口が乾燥するのでそれを回避する動きです。よって口呼吸が続き、顎関節が就寝中に動き続けることで疲労感が蓄積していきます。
就寝中の口呼吸は鼻炎などによって引き起こされます。
あなたの顎関節症が治らないのは
噛み合わせを矯正することは大事ですが、顎関節が疲労を起こしてしまう原因をちゃんと治さないと、炎症を繰り返すだけでいつまでも解決できません。
顎関節の痛め方は同じかもしれませんが、人によって原因は異なります。
睡眠が浅いか口呼吸かそれをちゃんと見分けることができたら、歯を矯正することなく解決できます。
もし、なかなか治らない、歯科医院での治療に悩んでいる方は一度当院の治療を受けてみてください。思った以上に簡単に解決できる事例もありました。
当院の特徴
当院は顎の不調を前提とせず、体全体で顎関節症を判断するようにしています。
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。そこから、体の構造や自律神経の影響を踏まえて本当の原因を判断します。
中には顎の不調なのに、背中や腕に鍼をする患者さんも少なくありません。
ふとした時に痛みが出ている状況が続いている場合や整体や病院に行っても一時的にしか効果が出ない場合は、いちど当院の鍼灸治療にお任せください。
全身+局所の回復をしていくとともに、顎の動きを中心とした皮膚の歪みと筋肉の弾力性を回復し、症状が発生しない身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できるストレッチ&ローラー鍼を使ったケアを指導します。
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