異臭症のお悩みをお持ちの方へ
- 焦げた臭いやタバコの臭いがする
- 鉄の匂いがする
- 血の匂いがする
- シャンプーやリンスの臭いの違いわからない
- 過敏になってしまう特定の臭いがある
- 体質改善が必要だと思っている
原因不明の異臭症であっても、耳鼻咽喉の調整で症状は改善に向かいます。
この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
発症のきっかけは副鼻腔炎やストレスと言われている異臭症。匂いを感じる嗅上皮の炎症によって異常をきたしています。
口腔内の炎症は耳鼻咽喉の粘膜の免疫力が低下している可能性があります。もっとも炎症トラブルが多発するのが上咽頭です。上咽頭は嗅上皮の近い場所にあるため、上咽頭炎へのツボ刺激によって循環改善をすれば、嗅覚の正常化は可能となります。
当院の特徴
当院では、異臭症でお悩みの方へ専門的な鍼灸でお応えしています。
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。そこから、体の構造や自律神経の影響を踏まえて本当の原因を判断します。
全身+上咽頭の回復をしていくとともに、免疫のポイントを中心とした内臓の不調と肝臓・小腸の回復力を高めて、症状が改善するだけでなく再発を防ぐ身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できるストレッチ&ローラー鍼を使ったケアを指導します。
店舗紹介
情報の少ない謎の症状「異臭症」とは?
異臭症は匂いの感覚に異常がある嗅覚障害の一つです。嗅覚障害の症状は「匂いが弱くなる(嗅覚低下)」、「匂いを全く感じない(嗅覚脱失」」。逆に、匂いに敏感になる(嗅覚過敏)や匂いを正常に感じない(異臭症)も含まれます。
他の人よりも匂いを強く敏感に感じるだけでなく、全く匂いのない状況においても感じる場合(幻臭)もあって、周りから見るととても不思議な状態といえます。
嗅覚障害のきっかけとは?
嗅覚神経は、鼻の奥の場所にあります。空気が神経に触れなくなると、神経の働きが弱くなります。ウイルスや怪我の影響を受けやすく、神経が傷つくと機能が低下することもあります。
最近、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で嗅覚障害が報告されています。その原因の一つは、慢性的な副鼻腔炎です。この炎症は嗅覚障害を引き起こす最も一般的な原因です。
嗅覚過敏は、精神的なストレスなどによって引き起こされることが多いです。特に、治りにくい慢性副鼻腔炎では、多くの患者が嗅覚障害に悩まされています。
嗅覚神経に空気が届かないと、においを感じることができません。例えば、鼻中隔湾曲症のような状態や神経の問題が匂いに影響を与えることがあります。また、認知症やパーキンソン病のような神経の病気でも嗅覚障害が報告されています。他にも加齢による嗅覚細胞の影響もあります。更年期障害から嗅覚障害になってしまった例もありました。
具体的な症状としては以下のような内容があります。
・煙のような臭い
・線香のような臭い
・焦げたような臭い
・血や鉄のような臭い
匂いに異常を感じた場合は早期に病院で検査を受けてください。
異臭症の種類
1:気道性嗅覚障害
副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症などで嗅粘膜に鼻から吸った空気が届かない状態です。鼻粘膜が炎症し気道が狭くなってしまうからです。
2:嗅神経性嗅覚障害
インフルエンザ、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)などのウィルス感染症による感冒後などに嗅粘膜の障害により、嗅覚が低下します。一過性の症状の場合が多いですが、咽頭痛が強い場合に発生します。
3:中枢性嗅覚障害
脳挫傷などの外傷や、脳腫瘍、アルツハイマー型認知症、パーキンソン病などの変性疾患において発症します。嗅覚の識別能力の低下を訴えることが多いです。
病院での基本的な治療
副鼻腔炎が強い場合や気道の変形が強い場合は手術をすることもありますが、多くはステロイドが入っている点鼻薬を使って、粘膜の炎症をとります。
他にもアロマオイルを使って香りの刺激を与えることで神経の働きを取り戻すようなリハビリテーションを行う場合もあります。
異臭症のセルフケア
鼻粘膜のケアがポイントとなります。鼻うがいによる洗浄は毎日する必要があります。他にも粘膜をケアするビタミンAやビタミンCなども積極的に接種していきたいところです。亜鉛なども粘膜炎症を防ぐ効果があるので、異臭症をきっかけに食生活の見直しをしましょう。
粘膜の回復にはストレスのコントロールが欠かせません。強いストレス化にある状況から避ける。またはリセットする時間を作るなども必要となります。
体の回復には「睡眠」が欠かせません。異臭症で悩む人の多くが鼻詰まりなどで睡眠が浅くなっている人がいます。ご自身の睡眠状態を知った上で睡眠時間を確保しましょう。
異臭症の鍼灸治療
異臭症のポイントは耳鼻咽喉部分の炎症を改善することがポイントとなります。
・全身の免疫を司る肝臓と小腸
肝臓と小腸は体全体の免疫をコントロールしています。
鼻炎やアレルギーがある場合だと内臓が疲労しており、免疫が低下していることも考えられます。それでは上咽頭の炎症はなかなか改善しません。お灸を使ったツボ刺激で内臓機能を活性化します。
・上咽頭の炎症改善
上咽頭部の血流を改善します。乾燥した空気が直接あたることで粘膜を傷つけてしまいます。幹部の炎症を血流を高めるだけでなく、鼻腔粘膜の炎症も沈めることで鼻呼吸を助けて上咽頭炎が再発しない状態を目指します。
・自律神経の調整
ストレスからくる異臭症の場合は、自律神経のケアが欠かせません。
自律神経の調整が難しいのは個々によって原因、負担となるところが違うからです。何が問題なのかを、触診で見極めて自律神経を安定させて、ストレスに負けない体になることで異臭症を改善します。
当院の異臭症の悩みを改善する鍼灸とは
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。
そこから、体の構造や皮膚と筋膜の緊張緩和を踏まえて本当の原因を判断します。
当院の異臭症の施術の流れ
肝臓、小腸と関係の深い反応点(ツボ)をさぐります。細いはりで刺激し、 アレルギーによる耳鼻咽喉の炎症の回復を促します。慢性化している場合は免疫系(肝臓、小腸)や自律神経に影響する内臓に疲労が出ていないか確認します。
さらに温灸などで内臓の機能を高めます。内臓機能の働きが改善することで自己回復力を高めていきます。筋肉や皮膚の緊張も緩和されます。
自律神経の不調は免疫を不安定にします。自律神経の負担が大きいところ(顔面部)については発生を未然に防ぐために、ローラー鍼で丁寧に刺激します。
異臭症施術の特徴
全身+上咽頭の回復をしていくとともに、免疫のポイントを中心とした内臓の不調と肝臓・小腸の回復力を高めて、症状が改善するだけでなく再発を防ぐ身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できる
お灸&ローラー鍼を使ったケアを指導します。