膠原病のお悩みをお持ちの方へ
- 症状に波があるので気が抜けない
- 皮膚のこわばりや抜け毛が気になる
- 身体が動かしにくくて家事に時間がかかる
- 薬を飲み続けるのが怖い
- 大きな病気にならないか心配
- 予防をするためにも体質改善が必要だと思っている。
難病の膠原病であっても、内臓と自律神経の調整で症状が楽になりますよ。
この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
発症のきっかけは感染症やストレスと言われている膠原病。自己免疫システムが異常をきたしている状況は内臓疲労から自律神経が乱れている可能性があります。膠原病にならない程度でも自己免疫が細胞を攻撃することは起きています。システムを抑制できるように自律神経が正しく働くように鍼灸で調整していけば減薬、症状の波の低下からその先についても可能です。
当院の特徴
当院では、膠原病でお悩みの方へ専門的な鍼灸でお応えしています。
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。そこから、体の構造や自律神経の影響を踏まえて本当の原因を判断します。
全身+局所の回復をしていくとともに、免疫のポイントを中心とした内臓の不調と肝臓・小腸の回復力を高めて、症状の波が少ない身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できるストレッチ&ローラー鍼を使ったケアを指導します。
店舗紹介
原因不明の難病「膠原病」とは?
膠原病は、身体の組織を支える膠原繊維に炎症が発生して、種々の症状をおこす疾患です。膠原病は免疫系の乱れや炎症によって引き起こされ、複数の臓器に影響を及ぼす特徴があります。
膠原病の原因は特定されていません。複数の要因が影響していると考えられます。遺伝的な要素や環境要因、免疫系の異常な反応が関与している可能性があります。紫外線・寒冷刺激・妊娠・外傷・手術・薬剤なども、膠原病の発症や悪化の誘因となるといわれていますが、詳細なメカニズムはまだ解明されていません。
膠原病にはその特徴から3つの疾患があります。
1:自己免疫疾患
人間の身体は、外部からの病原体を攻撃する特別な仕組みである「免疫機構」を持っています。この免疫機構は自分と異なるものを見分け、異物だけを攻撃することが役割です。これが「免疫反応」です。しかし、膠原病では、何らかの原因により、免疫反応がうまく働かず、自分の組織を異物と間違えて攻撃してしまうのです。そのため、膠原病は「自己免疫疾患」と呼ばれています。
2:結合組織疾患
膠原病は血管や結合組織に炎症を引き起こすことが特徴です。結合組織は体中に広く分布し、栄養供給や様々な組織の基盤となります。組織の炎症によって全身にさまざまな症状を発生させます。そのため、膠原病は「結合組織疾患」と呼ばれることがあります。
3:リウマチ性疾患
膠原病の患者の多くは、関節の腫れや痛みがあります。関節は、骨、軟骨、筋肉、滑膜、靭帯などからなり、関節の周辺に炎症が起きて、痛みやこわばりなどが発せします。そのため、膠原病は「リウマチ性疾患」と呼ばれることがあります。
体の組織を支える膠原繊維
身体のさまざまな部位で膠原繊維は、皮膚、血管、関節、臓器などを支え、保護しています。膠原繊維は身体の“接着剤”のような役割を果たしているわけです。皮膚の弾力性や血管の柔軟性、関節の動きや内臓の構造を維持し、保護しており、これらの繊維が健康で適切に機能していることは、身体全体の正常な機能に欠かせません。
膠原病の治療と診断
膠原病はいくつかの症状の組み合わせや、血液検査・尿検査の結果などを総合して診断します。確定診断よりは除外診断といって他の病気の疑いがなくなって初めて膠原病と診断される場合もあります。
ゆるやかに症状が現れていくので、膠原病を疑わず、それによって治療が遅れてしまうこともあります。
診断が遅れれば臓器の障害が進行し、治療が難しくなる可能性があるので、最近ではリウマチ検査を積極的に行う病院が増えています。疲れやすい・発熱・筋力低下などの症状が持続したり徐々に悪化したりする場合は、なるべく早く医療機関を受診してください。
膠原病の治療では薬剤療法が中心となります。効果があらわれるまでに時間がかかり、自己免疫を抑制するために、感染症にかかりやすくなるなどの副作用が生じます。日常の生活をおくりながら長期に渡って薬を服用し続けることは非常にストレスが大きく我慢することになります。
膠原病の薬剤療法で用いられる薬は、大きく「ステロイド薬」「免疫抑制薬」「分子標的薬」「免疫調整薬」の4つに分けられ。近年では分子標的薬という新薬が出ています。効果も高く膠原病の治療のゲームチェンジャーとなると期待されています。それぞれの薬に一長一短はあって、ステロイド薬であれば長期服用による悪影響があります。
患者さんが長い治療期間のさまざまな困難による精神的なストレスをどうやって解消するのか、体のことを相談したり、小さな不調を話したりできる場を作ることが長い治療期間を乗り切る上で大切なポイントとなります。
膠原病との付き合い方
自己免疫を安定的に保つことが症状の波を小さくし普段の生活を楽にします。免疫は身体の刺激によって上下します。例えば花粉症の場合だと、花粉の刺激によって免疫は異常に高まり暴走します。寒冷刺激は体温を下げるだけでなく免疫反応を低下させるので風邪ウィルスに感染しやすくなります。
どれも肝臓や小腸といった、免疫を作り出すところが弱いことで波が大きくなることが原因です。普段から内臓に負担をかけない生活や、内臓を回復する食事などが膠原病の症状に左右されない生活のために必要となります。
症状の波が小さく安定すれば、ステロイド等の薬も弱いものを選択でき、長期服用における副作用も小さくできます。
また、ストレスによる炎症反応も少なくするべきです。人間関係などの社会的なストレスもコルチゾールが増えてしまい、全身の炎症が広がりやすい状態ができます。膠原病になりやすい性格として、「細かいところが気になる」「完璧主義」というのがありますが、コルチゾールが高い状態が長期間続くことで罹患しやすくなるのかもしれません。
ストレスをできるだけ避ける、ストレスを受けたときにリセットする場を作る、趣味など環境の切り替えができる時間を作ることも症状の波を安定させるの大切なことです。
膠原病と鍼灸治療
膠原病には症状を安定させることが大切であると書いてきました。症状の波が落ち着いた状態であれば、治療の選択肢も多くできますし、身体のもとに戻ろうとする力によって以前のような身体に戻ることもできるからです。
症状の安定に鍼灸治療は有効です。
・肝臓や小腸の内臓機能を高める
・血流が良くなり、炎症の成分をためない
・ストレス緩和でコルチゾールが増えにくい
・日常の不安を傾聴し、ストレスを予防できる
このような効果があります。
長期間に及ぶ療養を手助けできるだけなく、結果的に罹患する期間が短くなることも考えられますし、炎症による不調も緩和されるのでストレスなく毎日を過ごすことができるようになります。
当院の膠原病の悩みを改善する鍼灸とは
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。
そこから、体の構造や皮膚と筋膜の緊張緩和を踏まえて本当の原因を判断します。
当院の膠原病の施術の流れ
肝臓、小腸と関係の深い反応点(ツボ)をさぐります。細いはりで刺激し、膠原繊維の炎症の回復を促します。慢性化している場合は免疫系(肝臓、小腸)や自律神経に影響する内臓に疲労が出ていないか確認します。
さらに温灸などで内臓の機能を高めます。内臓機能の働きが改善することで自己回復力を高めていきます。筋肉や皮膚の緊張も緩和されます。
自律神経の不調は免疫を不安定にします。自律神経の負担が大きいところ(顔面部)については発生を未然に防ぐために、ローラー鍼で丁寧に刺激します。
膠原病施術の特徴
全身+局所の回復をしていくとともに、免疫のポイントを中心とした内臓の不調と肝臓・小腸の回復力を高めて、症状の波が少ない身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できる
お灸&ローラー鍼を使ったケアを指導します。
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