このようなことでお悩みではありませんか?
- 原因不明のふるえで生活しづらい。
- ふるえのせいで他の部位も動かしくにくい。
- はっきりとした診断がついていない。
- 何気ない動作にストレスを感じる。
- このまま病気が続くと思うとつらい。
西洋医学で治らない本態性振戦・パーキンソン症であっても
鍼灸ならできることがあります。
この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
当院では効果的な治療法がない本態性振戦やパーキンソン症の原因を内耳の不調と考えています。
手の震えや足が出にくいなどの症状は脳の運動を自動調整する機能が混乱しているからです。脳による自動調整には平衡感覚が重要な役割をしています。内耳の不調はまさに平衡感覚の失調となります。
当院の鍼灸治療では、鍼灸特有の内臓の働きを改善する作用を使うことで内耳の平衡感覚を取り戻すことができパーキンソン症や本態性振戦の改善を促すことができます。
当院の特徴
当院では、パーキンソン症でお悩みの方へ専門的な鍼灸でお応えしています。
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。そこから、体の構造や自律神経の影響を踏まえて本当の原因を判断します。
全身+局所の回復をしていくとともに、脳の疲労と平衡感覚のポイントを中心とした内臓の不調と自律神経の働きを回復し、症状が発生しない身体をつくることが目標です。
さらなる効果UPとして、ご自身で対処できるストレッチ&ローラー鍼を使ったケアを指導します。
店舗紹介
ふるえが起きる理由
震えは生理的な反応やアルコール依存症などを除き、運動調整機能に問題がある時に起きます。
当たり前のようにコップを取る動作であったり、足を出す動作などをスムーズに行うために大脳による命令だけでなく、その運動が正しく行われているかを中脳が調整しています。
脳梗塞や外傷による脳出血などが無い限り中脳にダメージを及ぼすことはありませんが、まれに機能低下が起きることがあります。
中脳のトラブル、それが、パーキンソン症の原因となります。
中脳のトラブルとは
中脳の底にある黒質のドパミン神経によってドパミンが線条体に送られます。
線条体から大脳皮質に運動を調整する指令が出され、大脳から各筋肉へ運動調整の命令が出ます。
パーキンソン症では黒質にあるドパミン神経の減少、ドパミンの不足、線条体から大脳もしくは大脳から筋肉への伝達障害が起きていると考えられます。
ドパミン神経のドパミンが減るとパーキンソンの症状が起きるだけではありません。
脳や自律神経への障害も発生します。
脳であれば精神症状として抑うつや幻覚、認知症などです。自律神経であれば便秘や頻尿、睡眠障害、発汗などがあります。
中脳のトラブルはMRIではわかりにくく、これまで診断は問診とMRIと薬の効果から判断しました。
現在では専用の画像診断によって簡単に検査できるようになりました。
中脳のトラブルが早期に発見できれば、薬物療法の効果も高くなる傾向にあります。
症状は長い年月をかけて進行していきます。
進行して重症化すると自力での生活が困難になることもあります。
原因不明の振戦である本態性振戦でも長い年月をかけてパーキンソン病に移行することから、MRIなどでは判断つかないレベルの中脳のトラブルが起きていると考えられます。
精神的な緊張や疲れも関係する
パーキンソン症や振戦において、精神的な緊張や疲れによって症状が悪化するという特徴があります。また、就寝中で脳の活動が低下している時は症状が治まります。
このことから脳が緊張しない状態や落ち着いた状態を作ることが大切であり、薬でも脳の興奮を抑える薬が処方されます。
ただ、薬で抑えてばっかりではまともな生活ができません。脳の興奮を抑えることで意欲ややる気が減ってしまいます。
日中の活動ができなくなり寝たきりの様な状態になってしまうことで生活への支障をきたします。
身体内部から発する不調のサインは脳を興奮させてしまいます。
脳の興奮そのものを抑えるよりも、身体内部の不調を抑えるほうが生活への負担は減ります。
体の疲れが振戦を起こす原因になる場合もあります。
それは筋緊張が強い状態で圧迫がかかると、無感覚な痛みを起こしそれが脳の興奮となるからです。
もともとの脳の興奮具合によって程度は変わりますが、筋肉の部分的な緊張は少ないほうが振戦やパーキンソンの症状は軽減します。
睡眠が大切である理由
質の高い睡眠は脳の興奮を抑える効果があります。
さらに、筋肉や内臓の回復にもつながるので身体内部のストレスが減り、ふるえや振戦のきっかけを減らすことができます。
質の高い睡眠には体温調整である自律神経の働きが欠かせません。
ふるえ・振戦による疲労が自律神経のストレスとなり、働きが乱れる(睡眠の質低下)ことでさらに症状が悪化する。このような悪循環になっている場合があります。
まずは睡眠の質を高めるための内臓の回復をしなければなりません。
腸内環境も脳に関わる
脳の働きには腸内環境が影響します。最近の研究結果でも腸内から脳への影響が証明されています。
パーキンソン病になると最初にでる症状として便秘があります。
パーキンソン病の患者さんは腸内細菌叢の分解酵素がそうでない方にくらべて8割ほど少ないというデータもあります。腸から脳に至る迷走神経が乱れることで脳の状態が悪くなると言われています。
当院でも腸内環境に着目しており、小腸や大腸の内部環境をよくするための治療をしています。
多くの方で腸の反応や腸の不調(便秘や下痢)が出ており、改善とともに症状も軽減します。
パーキンソン症・本態性振戦の治療ポイント
これまでの説明をまとめると治療のポイントとしては
1:自律神経の安定
眠りの質を改善することで脳の興奮を抑えます。
2:平衡感覚の正常化
平衡感覚が乱れないようにします。脳の興奮や中脳からの間違った指令を少なくします。
3:筋緊張の緩和
ふるえや振戦による筋緊張の偏りを防ぎます。書字のしやすさや歩きやすさなどの改善ができます。
4:腸内環境を良くする
腸内環境を正常化することで、脳への負担を減らします。
4つの観点から、末梢のふるえや振戦の対策と中枢の中脳や脳神経への負担、興奮の対策を並行して進めることで症状の緩和から改善そして、悪化の予防まで効果を出していきます。
当院の本態性振戦・パーキンソン症の鍼灸とは
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。
そこから、体の構造や皮膚と筋膜の緊張緩和を踏まえて本当の原因を判断します。
当院の本態性振戦・パーキンソン症施術の流れ
自律神経系と関係の深い反応点(ツボ)をさぐります。
細いはりで刺激し、個々の症状を軽減していきます。
本態性振戦・パーキンソン症の場合は内耳や脳に疲れが
出ていないか確認します。
筋肉や皮膚の歪みをとることで震えによるこわばりを軽減します。
さらに温灸などで内臓の機能を高めます。筋肉に関連する
内臓機能の働きが改善することで自己回復力を高めていきます。
自律神経の不調は脳の視床下部を混乱させてふるえを誘発する
ことがあります。
負担が大きいところ(顔面部)については発生を未然に防ぐために、
ローラー鍼で丁寧に刺激します。
本態性振戦・パーキンソン症施術の特徴
全身+局所の回復をしていくとともに、脳の疲労と平衡感覚のポイントを中心とした内臓の不調と自律神経の働きを回復し、症状が発生しない身体をつくることが目標です。
予防対策&早期回復として、ご自身で対処できるストレッチ&
ローラー鍼を使ったケアを指導します。
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2011/10/18
耳と自律神経の鍼灸治療神戸・灘区・東灘区の鍼灸院「ミントはり灸院」森本です。アクセス|メールで予約|電話をかける ◆パーキンソン病と鍼灸パーキンソン病は脳の運動に関わる部分から発……続きを見る>>